やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「天才バカヴォン〜蘇るフランダースの犬〜」感想(ネタバレ)


2015年5月公開
監督、脚本、キャラデザ、編集、主役の声:FROGMAN
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あらすじ:世界征服を企む組織がすべてを見通すコンピュータを完成寸前とした。しかし、バカボンのパパの本名をそのコンピュータに撃ちこまなければ完成とならない。組織は本名を聞き出すために、人類に深い恨みを持つネロとパトラッシュを蘇らせた。本名を組織に知らられまいとしてパパの護衛につく内閣情報局の神田が奔走するが、果たして。
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 バカなのだ! 何から何までバカなのだ!
 正直、あまり笑えませんでした。あんなに鷹の爪団が好きでよく観ていたのにどうしたことでしょう。でも、パパが組織の首領ダンテを人質に取って自分の巨大な鼻くそをダンテの鼻に突っ込んだあたりは声出して笑いましたよ。
 それにしても、映画のタイトルがパパの本名だったわけですね。だから、タイトルはバカボンではなくバカヴォンなのでした。ところが、それもパパの策略でありバカヴォンも本名ではなかったのでした。私はてっきり本名が「バカボンのパパ」だと思っていたのですが。そのまま本名だと思い込んでいました。
 というわけで、グーグルで本名を調べてみました。すると、赤塚不二夫公認サイトによるとパパの本名は「好きなように呼べばいいのだ」ということでした。
 ちなみに、パパの本名をめぐる熾烈な争いとは別に、映画のもうひとつの主題がありました。それは、パパがなんとかして太陽を西から昇らせようとしていることです。いろいろとがんばってみるのですがなかなかうまくいきません。これも、最後の最後にドクタースランプアラレちゃんみたいな力で地球を逆回転させて太陽を西から昇らせるのだろうなあと思っていたのですが。何しろ、ネロとパトラッシュは地獄から蘇ったとてつもない力を持った悪魔ですよ。その力を利用するのだろうと思いきや、なんだかよくわからない奇跡が起きて西から昇りました。この件についてはがっかりです。奇跡が起きたのも、バカだからということです。
 では、最後に、この映画を観た理由についてお話します。それは、タダ券を手に入れたからです。これでいいのだ。