2014年11月公開
監督:三池崇史
原作:金城宗幸・藤村緋二
脚本:八津弘幸
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高校生の高畑瞬は、退屈な日常にうんざりしていたが、ある日突然教室にダルマが出現し、命をかけた授業の開始を告げる。ダルマや招き猫、コケシ、シロクマ、マトリョーシカといった物たちが不気味に動き出し、彼らが出す課題をクリアできなかった者には、容赦のない死が待ち受けていた。
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胸糞悪い映画でした。(一応褒め言葉です。)ええ感じに言えば「人間の本質をえぐっている」でしょう。
原作を読んでいませんが、さらっとあらすじを見た感じでは2時間の映画にうまくまとめています。
日本映画の難点としてCGがしょぼいことが挙げられますが、そこは下手なCGなどを使わずに観れる映像というか舞台を用意できていたでしょう。
次々と展開が変わっていきますし、それぞれの死のゲームを切り抜けていくのは面白かったです。
ただ、セリフがあかんですよ、これ。生徒会長の「着たまえ」って何ですか、「たまえ」って。物語に関係してくる、関係しない人物の差が激しいのもダメです。死ぬとはいえ物語にとって重要な人物は観たことのある役者です。そうでない人物は知らない役者です。
ゲームの勝ち方そのものは少々無茶な感じではありますね。
瞬くんが生き残っていくのは、みんなの屍を踏み台にしているので、そこはもっと強調していいんじゃないですかね。ああ、でも、あんまり強調するとダメ邦画になるかもしれないですね。
続編はあるのかな。原作はあるようですが。続編を作らない監督ですし、やっぱり続編はいらないかな。
まあまあエグいので鑑賞注意です。それと、女の子がかわいいです。