やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

2013年鑑賞映画感想/アイアンガール/狼の死刑宣告/ブラックブック

172.アイアンガール
 2012年日本。記憶喪失の女性が特殊なスーツを着て村人を守る。明日花キララ主演。

 低予算映画です。原っぱと廃工場だけで撮影され、主役が放つギャグも滑りぎみでした。ただ、女優さんのアクションは下手じゃないし、特撮に出演していた俳優を観れたということで、完全に無しでもないです。
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174.狼の死刑宣告
 2007年アメリカ。ジェームズ・ワン監督、ケヴィン・ベーコン主演。ブライアン・ガーフィールドの小説が原作。平凡な会社員ニックは妻との間に2人の息子を持つ。しかし、ある日長男が目の前でギャングに殺害された。すぐに逮捕されたが、納得のいく判決を得られないことを知ったニックは証言をせずギャングは釈放される。

 お父さんはあくまでごく普通のお父さんです。そんな人がいきなりマグナムを使えるわけがありません。そのお父さんが髪を剃る場面は、髪を剃るのと、銃を構える描写が交互にありました。何度も何度も髪を剃っているように見えたので、てっきりこれは長い時間が流れていることを表しているのかな、と誤解してしまいました。これだけ長い時間があればマグナムも撃てるようになるだろうと納得していたのですが。
 そこがしっくりきません。
 でも、前半と後半で、空気がガラリと変わるすごい映画ですわ。
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175.ブラックブック
 2006年オランダ。ポール・ヴァーホーベン監督。1944年9月ナチス占領下のオランダを舞台にユダヤ人女性ラヘルがユダヤ人狩りから逃れるため、また、レジスタンス活動に身を投じていく姿を描く。

 ポール・ヴァーホーベンはロボコップスターシップ・トゥルーパーズのイメージが強くてまさかこの作品の監督をしているとは思いませんでした。
 正直なところ、ラヘルが大量のうんこを被ってひどい目に遭う場面を撮りたかっただけじゃないのかと疑ってしまう作品です。うんこをかぶった辺りからのラヘルがあまりにも過酷な状況に置かれてしまいますし、仲間は死にますし。どうなの、これ。すっきりしませんわ。遺恨が残りまくりです。