やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

2013年鑑賞映画作品/65・66・68感想

65.ドラえもん のび太と鉄人兵団
 1986年公開。のび太は北極でロボットの部品を発見する。持ち帰って、ドラえもんの道具を使い鏡の世界で組み立てた。しかし、それは宇宙の彼方から地球人を奴隷にするため派遣された兵器だった。のび太たちと鉄人兵団の戦いが始まる。
 ドラえもん劇場版を最初から観てきました。ただ、人気があるようで先にレンタルされてしまっています。シリーズ6作目の宇宙小戦争を借りることができずに鉄人兵団が先の鑑賞となりました。
 小戦争がどうなのかわかりませんが、これまでと違って絵がきれいになりました。
 今作もやっぱりのび太たちが食べ物を食べる場面があります。作者の明らかな意図を感じます。子供が飢えることを許さないのでしょう。
 さらに、ドラえもん劇場版は子供たちの夢を叶えています。冒険したい、大人のように振舞ってみたい。これが大きな部分ですよね。我々大人にとっても子供のころ夢に見たことでもあります。それを映画の中で叶えてくれています。はっきり言ってうらやましい。
 さて、鉄人兵団で気になる部分としてはズノーの改造です。リルルは、しずかちゃんやのび太によって感化されて人類を奴隷化することが間違いだと思い直すことが丁寧に描かれます。ただ、ズノーはあっさりと改造によって無理やり仲間にされます。その点が新鉄人兵団と違うところですね。
 ただ、やはり、リルルが少しずつ考えを変えていくのは注目すべきところです。

66.ドラえもん のび太と竜の騎士
 1987年公開。ドラえもんの道具を使って0点のテストを大量に隠した。そこは地底の大規模な空間だった。ある日そこでスネ夫が行方不明になってしまう。彼を探しているうちに、地底人と接触するのだった。
 歴史の改変はダメだよと言いつつ、結局最後にドラえもんたちがやったことも歴史改変だと思うわけです。ただ、その歴史改変は伏線があったし、しかたのないことであり、その歴史改変があったからこそ地底人の存在がある……と。
 難しいところですな。
 それにしてもドラえもん劇場版は毎度科学的なお話をやりますね。

68.サンセット大通り
 1950年のアメリカ映画。ビリー・ワイルダー監督。しがない脚本家が借金取りから逃げる際に豪邸へ逃げ込む。そこで、往年の大女優と出会う。夢に駆られた大女優が彼を邸宅に閉じ込めて、彼が死ぬに至るまでいったい何が起こったのか。
 先日、第十七捕虜収容所を観てビリー・ワイルダーという監督の存在を知りました。サンセット大通りという作品がハリウッドの裏側を揶揄した内容だということ以外はまったく知らず、その後ビリー・ワイルダーの作品のひとつであることも知りました。
 それで、第十七捕虜収容所がめっちゃ面白かったので、サンセット大通りも期待しましたが、いまいちです。楽屋ネタというか内輪ネタを見せられているようで、入り込めなかったし、楽しめませんでした。ただ、これまた先日観たマルホランド・ドライブとつながる部分も多くて、勉強にはなったかな、と。
 めんどくさい女の相手なんかいちいちやってられませんわ。女優:ノーマ・デズモンドにイライラしながら観ましたよ。