やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

和歌山をがっつりと わかやま電鉄前編

前回までのあらすじは下記のアドレスの通り。
http://d.hatena.ne.jp/uraomotenoraneko/20091124/1259048107
 今度こそ本当に和歌山県の国道制覇率を100%としたところで、私は、次の目的地へ向かいました。わかやま電鉄に乗りに行きます。わかやま電鉄のホームページはこちら。http://www.wakayama-dentetsu.co.jp/
 南下した国道42号を北上しました。南下とは違って、けっこう混雑しました。さて、電車に乗るとなると、車を停めるところに困ります。和歌山は大きな街なので、わかやま電鉄の和歌山駅周辺に車を停めたら料金が高いだろうなと思って、わかやま電鉄の伊太祈曽駅に停めることにしました。郊外にあるこの駅はわかやま電鉄の本社がありまして、ホームページにも「駐車場があるよ」という内容があります。
 さあ、御坊市から北上してきた私は、伊太祈曽駅までけっこう迷いました。海南市からこの駅までものすごく狭い道を通り、もと来た道に戻ってしまったりしましたよ。地図を見ながら近道しようとしたのが失敗でした。
 ていうか、言い訳になってしまいますけど、和歌山の道って、幹線道路からはずれてしまうと、道案内標識が全然ないですね。昔の徳島は道案内標識が少ないことが問題になり、増やしたことがあったのですが、和歌山もそうしたほうがいいと思います。地元の人間だけ道を知っていればいい、というスタンスですか。

 ものすごく風情のある駅です。私がわかやま電鉄を乗りに来た理由は二つです。まず、私は全国の鉄道全路線完全乗車を目指している、次に、わかやま電鉄は猫駅長がいるなど面白い鉄道である。
 この電車は、もともと大手私鉄である南海電車の路線でした。しかし、乗客の減少により切り捨てられたのですが、地元が廃止にせず営業を続けていました。その努力もむなしく営業に苦労していたとき、ねこ駅長が出現したのでした。現在では、観光鉄道みたいになっていて、グッズも販売されています。私はねこ駅長のトランプを買いましたよ。
 伊太祈曽駅は、和歌山駅と終点の貴志駅貴志駅にねこ駅長がいます)の間にある駅です。全線を乗るには、和歌山駅もしくは貴志駅に向かって電車に乗り、引き返す必要があります。とりあえず、和歌山行と貴志行の、先に来たほうに乗ろうと決めました。1日乗車券を購入しました。
 先に来たのは、和歌山行でした。そして、車両はこんな感じです。

車内のソファです。これがこの電車の基本的な座席です。

通称たま電車。ねこ駅長である「たま」のデフォルメです。めっちゃかわいいです。

車内には本棚もあります。猫や犬の絵本があります。

電車の外観です。最高にかわいいです。

電車の顔です。ひげがはえています。
 明らかに、この電車が目当てだよ、という観光客が2号車に乗っていて、地元のお客さんは1号車に乗っていました。2号車には、ゲージがありまして、もしかしたら、ねこ駅長がこのゲージの中に乗ることがあるのかもしれない、と思いました。ものすごく楽しい電車ですよ。ゆっくり走る電車は、のんびりと和歌山駅に着いたのでした。
 つづく。