やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ダム・マネー ウォール街を狙え!」鑑賞感想

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2024年2月日本公開

監督:クレイグ・ギレスピー

原作:ベン・メズリック

脚本:ローレン・シューカー・ブラム、レベッカ・アンジェロ

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あらすじ:2020年、Youtuberのキースはゲームストップ社の株に全財産5万ドルを投入して、それを配信で公開した。ゲーム関連のショップを展開するこの会社は倒産間近だと噂されたが、キースの配信に賛同した大勢の市民が同社株を買った。6ドルだった株が2021年初頭には300ドルを超えた。数百億ドルの資産を持つ投資家が同社株の下落を見込んで空売りを仕掛けたが、下落どころか高騰し続けた。そこでとある事件が起きる。同社株を保有する大勢の市民とキースの運命は。

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 金融関連の映画では、マネーショートが面白くて何度も観ました。リーマンショックを題材にした映画で、金融の仕組みがよくわからないけどなんだかとても面白い映画でした。マネーショートは頭のおかしそうな投資家連中のキャラが良かったのかもしれません。

 さて、本作は円換算1兆円規模の資産を持つ投資家と弱い市民の戦いです。もちろん、富豪の落ちぶれる様子が楽しい作品です。ネットの力は恐ろしいとも言えます。隠暴論などをほざいてばかりかと思いきやたまにはネットの力も良いところがありますね。

 市民の皆様が幸せになりますように。

映画「ゴーストバスターズ フローズンサマー」(吹替)鑑賞感想

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2024年3月日本公開

監督:ギル・キーナン

脚本:ギル・キーナン、ジェイソン・ライトマン

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あらすじ:ニューヨークで幽霊退治を続けるスペングラー一家は、派手な行動で街に被害を出した。ニューヨーク市長から消防署などの差し押さえを突き付けられる中でまたしても被害を出してゴーストバスターズ解散の危機となった。一方で、邪悪な者を封印した球体が解放されようとしていた。それはニューヨークを地獄に変えてしまうかもしれない。果たして、ニューヨークの運命は。

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 予告で大きな氷柱が地面から飛び出していましたが、絶対に複数の死者が出てるよなあ、と思っていました。本作では氷柱によって死者が出たような描写はありませんでしたが。

 スペングラー一家の天才娘はまだ幼さがあります。そんな彼女の成長と、ゴーストバスターズ解散危機という王道の物語でした。安心して見ていられる物語といった印象です。どのような決着になるのか、十分に予想できますし、そのとおりになります。これはこれで良いのかな。

 投げっ放しの要素がいくつかありまして、そちらがどうなるのか気になりますが、この先に続編があるのでしょうか。

映画「アメリカン・フィクション」鑑賞感想

2024年3月日本配信

監督、脚本:コード・ジェファーソン

原作:パーシバル・エベレット

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あらすじ:大学で講師をしている小説家のモンクは、過激な講義内容が仇になってクビになった。そんな彼は痴呆症になった母の介護費用負担に困っていた。自棄になって書いた作品がまさかの書籍化、さらには映画化されることになり金が転がりこんできたが、その作品の内容はめちゃくちゃだった。果たして、作品と彼の運命は。

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 介護や医療となるとアメリカは本当にたいへんですね。百万円単位の金が必要になってしまうのですからね。あの国で体を壊したらもう終わりですね。親の介護については私にとっては目の前の問題でございます。

 黒人差別の問題を描いた映画ですけれど、それ以外にもあらゆる問題が提起されていますけれど、いくらでも日本で起きていることに置き換えられます。2024年3月に起きた車椅子の問題にも関係してきそうです。

 だけど、最後の場面はどのように解釈すればいいのでしょうか。どこまでフィクション??? どこまでモンクの現実???

映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」鑑賞感想

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2024年3月公開

アニメーションディレクター:黒川智之

原作:浅野いにお

シリーズ構成、脚本:吉田玲子

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あらすじ:3年前の8月31日、宇宙から巨大な船が東京上空に出現した。その衝撃で5000人の死者が出たものの、その後に船の動きはほとんどなく宇宙船の存在が日常になっていた。そんな東京で高校生の小山門出と中川鳳蘭は大学受験を控えつつ友人たちと交流する日々を繰り返していたが、実は異常な出来事が彼女たちのすぐそばで起きていた。果たして、彼女たちの運命は。

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 原作未読です。

 幾田りらはYOASOBIのボーカルだったんですか。存じ上げなかったのですが、まるで声優のようなうまさですね。あのちゃんの声も違和感がありません。

 さて、前章ですし、女子高生の日常が描かれるだけなので後章でいったいどうなってしまうのか想像できません。小山門出は過去の回想でとんでもねえことをやっているのですが、そのあたりがどのように影響してくるのか、予想できません。

 謎がてんこ盛りです。あの男は何者なのか、宇宙船の目的は何なのか、小山と中川の過去とどのように関係してくるのか、とにかく後章を見てみないことにはお話が読めないのですが、こいつは面白い映画です。