2022年10月公開
監督、脚本:S・S・ラージャマウリ
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あらすじ:1920年の英国支配下にあるインドで、ゴーンド族の少女が英国人に連行された。少女を救うためビームは名前を変えてデリーに潜伏した。一方で、ラーマは英国政権の警察官として上司の任務を文字通り懸命にこなしていった。やがて、ラーマは少女を連れ戻そうとするゴーンド族を捕らえる任務に就く。ふたりとも素性を隠してデリーに潜伏したが、偶然出会い、熱い友情でつながっていくのだったが、果たして彼らの運命は。
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面白いのでぜひご覧ください。
上映時間179分ということで、餅というかコンビニで売っているみたらしだんごでトイレを我慢してみました。初の試みでしたが、最後まで耐えられました。これだけ長いということは、歌って踊る場面が多いのかなと思いきや、劇中で踊ったのは2曲のみです。おそらく10分程度でしょう。ただ、物語に合わせて歌がガンガン流れます。
暑苦しいくらいにアチアチの友情物語でした。さらわれた少女はビームの妹であり、ラーマは現地の人間なのに英国政府に加担している、そんなふたりは正体を隠しているのですから、まるでコードギアスです。
おふたりさん、めちゃくちゃ丈夫ですね。英国の医学は何も救えないけど、インドの薬草はどんな怪我でも一瞬で治してしまいます。それにしても大英帝国はめちゃくちゃ悪い奴らです。大部分がユニオンジャックに彩られた世界地図を背景にした場面もなかなかの極悪ぶりです。ブラジルまでユニオンジャック色になっていたのは気になりましたが。鬼畜英人、死すべしでした。中国の抗日映画もこんな感じなのでしょうか。
ひとつ気になるのは、ビームこそが民衆にとっての武器だと言ったのに……というところです。非暴力革命につながるのかなと思いきやそうでもなかったです。
スタッフロールでは数々のインドの偉人を背景にした歌と踊りでした。ガンジー以外全然わからなかったです。