37.アメリカンヒストリーX
食卓で議論する場面がある。議論は暴力へと発展してしまうが、人種や民族などについて食卓で議論できるだけでもまだ健全なのではないだろうか。過激な発言をできる環境があるだけでもまだ良い。
これがアメリカ合衆国の現実だ。差別と格差にまみれている。ただ、貧困層やヒスパニックやあらゆる層がおおっぴらにいがみ合える世界は日本よりもマシかもしれない。殺しにまで発展するアメリカ合衆国の何がいいんだよという批判はあるだろうけど。
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38.ライフイズビューティフル
馬に落書きされるまで、彼らがユダヤ系だということを示す場面はあったでしょうか。なかったように思いますが。学校で監察官のふりをしたときは伏線かなと思いましたけど。
放送で「ジョズエ」という名前を言ってしまいました。間違いなく兵に聴かれたでしょうに。減点です。
その放送もどうにかクリアして、しかし、最後は泣くしかありません。
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39.エドウッド
「え、まだ観てなかったの？」
「そうだよ！ なんか文句あるか！」
鑑賞が遅くなったことを申し訳なく思います。
でも、エドウッドの熱い思い以外は伝わってこなかったです。
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40.ローズマリーの赤ちゃん
「え、まだ観てなかったわけ？」
「うっせえよ！」
ローズマリーが心の病気で、実はすべて彼女の妄想オチなんじゃないかと思いました。でも、すんなりとオチとなりました。怖いか怖くないかで言えば全然怖くないわけで、おそらくほんとにあった呪いのビデオとか見すぎたかなというところです。
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41.ドッグヴィル
ラース・フォン・トリア監督の作品一覧を観て頭を抱えました。「アンチクライスト」の方ですか！ うわあ！ 「メランコリア」の方ですか！ うわあ！ まだ観ていないけど「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の方ですか！ うわあ！
ニコール・キッドマンがこんなにきれいな人だったなんて、今頃理解しました。それがこの映画の救いです。
必要最低限の舞台は違和感ありまくりで最後まで観られないだろうと思いましたが、途中から気にならなくなりました。
グレース視点でいくと、結末は当然の結果です。こんな世界は消してしまえ。それが最善だ。別の視点からいくときっとそうはならないはずですけどね。しかし、グレース視点で観ている今は「この結末はしかたない」と思えてしまいます。それが最も怖いことです。
人間の本性が丸出しです。
ところで、製作費1000万ドルなんて、どこにそんな巨額が注ぎ込まれているのでしょうか。わかりません。
