前評判を調べてはいなかったのですが、なんとなくの雰囲気であまり良くないかもしれないとは思っていました。ただ、主演が満島ひかりですから。観るしかないんですよ。応援している女優ですから。とか言いつつ「川の底からこんにちは」はまだ見ていませんが。
ではさっそく感想です。パナソニックが開発した世界初の一体型二眼式3Dカメラというものを使って撮影したそうで、3D効果については満足です。しっかり飛び出していました。血とか。のけぞります。
ただ、ホラーというタイトルのわりには恐くないです。くるぞくるぞという雰囲気があって、何が出てくるのかなと思いきや何も出てこない肩透かしとか、大したものも出てこなかったりとか、いまいちです。ちょっと恐さもあるファンタジー映画ですな。
中盤で謎が解明されます。そこからが長いです。そして、ますます恐くなくなりますし、見せ場といえるものもなくなります。それにファンタジー一色に染まります。
その謎が解明されて新たな展開になりますけど、なぜその展開に至ったのかがいまいちわからないです。前半の謎の原因は満島ひかりにあるのですが、その原因が除かれたと思いきや恐怖が繰り返される、それはなぜなのか。何がしたいんでしょうね、この映画は。
邦画の中でも貴重な3Dだし、もっとがんばってほしかったです。