やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

東京と埼玉をがっつりと その1

 始まりました、東京埼玉遠征日記でございますよ。武蔵の国で何があったのか、赤裸々につづっていきますね。念のため、最初に注意しておきますが、基本的にヲタ旅でした。声優水樹奈々と乗り物と食べものばっかりです。

7月4日(土)
 とうとう出発日です。この日は午前中にビジネス文書検定を受験していました。受験会場へは大きな荷物を持ったまま入室し、クラスメイトに少々いじられてみたりしました。「嫁に会いに行くんですか」という感じです。このときは、内心が興奮と緊張でいっぱいでした。ドッキドキです。検定で緊張しているのではなく、ライブに参加するため東京へ行くことへの緊張と興奮です。
 昼、受験会場を出て、クラスメイトと別れました。徳島駅構内で衝撃的なものを発見したのです。「1ポンドステーキ1390円」という広告を発見したのです。ちょっと待て、俺は今日東京で1ポンドステーキ2900円を食べる予定だったんだぞ! この広告に気持ちを削がれました。
 今回、徳島から東京まで飛行機で飛ぶのですが、出発時間までまだ余裕があります。ちょっと気になるお菓子がありまして、それを探してみようかと思いました。そのお菓子は「激辛マニア」といいまして、コンビニに並んでいるという情報を得ていたので、駅前のコンビニに入ってみました。はい、ありません。徳島空港近くにスーパーマーケットがあることを思い出して、ひとつ早い便に接続する空港行バスに乗りました。
乗客はビジネス客ばかりで、少し気兼ねがありました。空港に着いて、歩いてスーパーへ行き、リュックと肩掛けカバンを持ったまま店内をうろうろしました。ここにも激辛マニアはありません。残念。
それから、空港へ戻りますと、さっきのバスが対応していた東京行航空機が到着し、乗り降りする客でにぎわっているところでした。徳島駅と空港を結ぶバスについてですが、飛行機出発の1時間以上前に空港に到着するダイヤになっているのです。それはちょっと早すぎないかな、と思います。40分くらい前でよいのではないですかね。
 自動で搭乗手続きしてくれる機械に、事前に予約して手に入れていた航空券を入れて、機内前方窓側の座席を指定しました。これで手続きは完了です。出発まであと2時間くらいです。さて、私が今回乗るのは日本航空JALです。通常料金は確か25000円くらいです。私は11000円で乗ります。悪いことをしたわけではなく、定額給付金割引というものを利用したのです。4月から既に事前予約していました。徳島東京間のバスは10000円なので、ほとんど料金が変わりません。すばらしい! 飛行機に乗るのは今年1月以来です。けっこう乗ってんなあ。でも、地元徳島空港で乗り降りするのは6年ぶりくらいです。
 飛行機を見たかったので、空港ターミナルビルの屋上へ行くことにしました。でも、100円必要ということでやめました。搭乗待合室はひとつ早い便がまだいるので、待合室に入る前のところで座ってだらだらしました。読書したり、水樹奈々曲聴いたり。
 早い便が出たところで、搭乗待合室に入ります。入る前に、持ち物検査です。学校で使うノートパソコンをカバンから出すように言われて、ポケットの中の携帯電話や財布を出して、X線検査の装置を鳴らすことなく無事検査終了です。待合室に羽田空港から都心各地への電車の切符を売ってる券売機がありましたので、そこで羽田空港〜目黒の切符を買いました。羽田空港には東京モノレール京浜急行電鉄の2社が乗り入れています。モノレールの券売機はありませんでしたが、京浜急行のほうは品川から先の地下鉄やJR乗換のための切符も売られていました。徳島県内でも都内の電車の切符が買えるってことです。
 乗る予定の便が到着しました。機種はA300-600Rで、日本航空日本エアシステムが合併する前から使われている日本エアシステム機です。上級クラスの座席も備えている、中型機です。私にとっては大型機かな。待合室の客層は、ほとんどビジネス客です。家族連れは一組、あとは一人とか二人のビジネス客ばかりです。なんか、肩身が狭いですけど、私の肩掛けカバンがビジネスバッグに見えなくもないかな、なんて思ったり……。遊びに行くことが申し訳ない……。
 今日の全国の天気は、大気が不安定なため各地で積乱雲がうまれているということです。ならば、揺れるでしょう。と思いきや、東京羽田に着陸するまでほとんど揺れることはありませんでした。
 機内はかなり空いています。座席は縦に8列ありまして、通路が2、両側の窓に座席が2ずつ、真中は4列です。真ん中の4列はほとんどが空いていて、窓側の2列に客が集中していましたが、出発前に乗務員が「お好きな席へどうぞ」と言うので、乗客はだいぶ分散しました。ガラガラです。不景気ですなあ。
 離陸して、外は雲が広がり、あまり見えていません。水平飛行に移ったところで、飲み物が配られました。私は冷たいお茶を飲みながら読書。他の客は日経とか読んでます。
 外を眺めていると悲しい気持ちになります。なぜなら、飛行機から見える空はとても青いからです。私の眼は飛蚊症でしてね。http://www.hibun.info/
 関東に近づいても雲はあまり切れていません。私は万が一に備えて外をのぞいていました。だって、もしUFOがいたらどうすんのよ! 降下を開始し、雲の下まで降りると千葉から東京にかけての街並みが見えてきました。幕張、ディズニーの上空を通過すると都心のビル群が出現しました。でも、もやがかかっています。その光景がまるで映画「首都消失

のようになっています。白いもやの中からにょきにょきとビルが頭を出しているのです。
 近づいて参りました!! 緊張と興奮は、ウッキウキ喜々へと変わっていました。
つづく。