やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

カガワ日記 (2)

前回のカガワ日記は、

カガワ日記 (1) - やくもとうずしおをがっつりと

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 隣の国カガワの議会でインターネットやゲームを禁止する法案が提出されたそうですね。トクシマどころかオオサカやトキオでも報道されているようです。けっこうな大事になっています。
 うちと同じく民主国家なのに、まさか情報統制でしょうか。
 あの国はうどんばかりですもんね。何度か行ったことありますけど、町中うどんだらけです。もしかして脳みそもうどんなのでしょうか。
 言いすぎました!
 うどんだけじゃないですよ。シコク地域ではエヒメンを凌ぐ工業力で、製鉄や鉄道車両製造大手のタドツ車両がありますし、名物もオリーブ、そうめん、醤油、醤油豆、鳥もも焼きなどなどがあります。言葉も通じるから行きやすい国なんです。皆さんも仕事や観光でよく行くと思います。
 しかし、うどんに対する情熱は異常ですよね。水不足になりやすいカガワに我が国は極太の送水管で水を差し上げています。両国の間にある山脈を貫いて建設しましたもんね。もう50年も前のことですけど。どんなに水が不足しても製鉄を止めてでもうどんを茹でる湯に送りこむらしいですね。エヒメンからうどんを茹でる湯を沸かす電力をもらっているし、去年はコオチから鰹を手に入れるために現地住民を虐殺したという疑惑もありました。この件は国連人権委員会が調査しようとしているようです。コオチは言葉も通じないし、標高1万メートルの険しいシコク山地の向こうにある国なのでいまだに謎が多くて、エヒメンの漁船がコオチの海岸に漂着したら槍と弓矢で攻撃された動画が話題になりました。腰蓑をつけたコオチ人が「ウンバボー」と叫びながらエヒメンの船を攻撃していたのは衝撃的でしたよね。あれはコオチでも西の方らしいです。トクシマ南部の海沿いを3日くらい行って国境を越えたらコオチのカーノーラという町に到達しますよね。電気はトクシマから送っているけれど、道路を走っているのはトクシマから輸出した中古の原付バイクばかりです。そういえば、20年前はコオチ向け中古自転車輸出が流行ってましたね。そのせいなのか、私も自転車をよく盗まれました。カーノーラより先は道なき道だそうです。ナショナル自然グラフィックの番組でカーノーラからさらに南の岬までまっすぐに続く断崖絶壁の海岸線をやっていたことがあります。

 コオチはそういう国なので他国から何かされても表沙汰になりにくいというのが現状です。オオサカなど西側諸国の中でも唯一言葉の通じないコオチです。カガワはコオチでうどん用鰹入手のために何をしたのか……そんなことよりもインターネット禁止法案の行方は気になります。

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 この記事はフィクションです。実在する団体や個人とは一切関係ありません。