やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「海街diary」鑑賞感想


2015年6月公開
監督、脚本、編集:是枝裕和
音楽:菅野よう子
原作:吉田秋生海街diary
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あらすじ:鎌倉で暮らす香田家三姉妹:幸、佳乃、千佳は失踪していた父の訃報を受けた。山形の山奥にある温泉の町で葬儀が行われた。そこで妹:すずに出会う。突然幸はすずを鎌倉へ呼び寄せていっしょに暮らそうと言う。彼女たちの同居がはじまった。
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 本当にすみません。「そして父になる」で号泣した私ですが、この作品が是枝監督だったとは知りませんでした。そのため鑑賞がこんなに遅くなりました。
 漫画原作なんですね。小説が原作なのだろうと思っていたら、スタッフロールで「小学館」と出たので、あれれ?と思いました。
 「そして父になる」ほどの感動もなく、泣かず、ただほっこりしました。出てくる人たちがみんないいひとですね。食堂のおばちゃんの弟が悪い奴だけどいっさい顔は出さないし、周りの努力でおばちゃんは良い最期となりました。
 今回の映画は、親族あるあるだなあ、と思います。長女幸と母の言い争いなんて私はしょっちゅう見ている光景です。
 長女がガミガミうるさいのは、どの家にもいる母ではありませんか。
 それにしても一番気になったのは、香田家の廊下奥、棚の上にあるすだちの箱です。すだちですよ、すだち。思わず映画館で「あー、すだちの箱がある!」と叫びそうになりました。徳島の皆さん、気付きましたか。しかも4箱積まれているではありませんか。
 劇中のしらすにすだちをかけておいしくいただきましょう。しらすは我が家ではしょっちゅう近所からもらっちゃいます。最高においしいですね。
 ちなみにもうひとつ気になった山形の河鹿沢温泉なのですが。架空なんですね。実際は岩手県花巻の温泉旅館で撮影したようです。架空の河鹿沢温泉まで利用した鉄道は実際は群馬県わたらせ渓谷鉄道でした。ただ、帰りに乗った列車の行先が「羽前椿ー白原」となっていて、羽前椿は山形に実在します。白原はわかりません。
 というわけで、この映画はアレです。長女の口癖「アレ」です。