http://www.scottpilgrimthemovie.jp/index.html
5月21日、徳島から神戸に出向いて観てきました。神戸では5月21日が初日でした。さらに初回です。でも、劇場内はがらがらでした。客は10人もいなかったと思います。
恋愛においてあっちに行ったりこっちに行ったり尻軽男（尻が軽いわけではないな。二股のサイテー野郎だな）の話なんですけど。最初はね、ナイブス(女子高生）と付き合うわけです。そのナイブスとデート中に別の女性に一目ぼれしてそっちに行ってしまうわけですよ。そのことをナイブスも一目ぼれされて付き合いはじめた新彼女ラモーナも明らかに気づいてしまうような場面があるのに、気づかないんですねえ。なんでやねん！
それにしても、スコットはどう考えてもリア充ですな。リア充すぎますよ。見た目はさえないのに、ナイブスともラモーナとも付き合えて、過去には美女とも付き合っていて。リア充な上に二股男だから感情移入できません。あ、そうそう、リア充な上にめっちゃ強いです。のっけからめっちゃ強いです。襲いかかってくる強大な敵を粉砕していくのですから。
ラモーナも尻軽ですわ。尻軽どうしで楽しそうにしてたらいいさ！と思いつつ観てましたよ。だーかーら、ナイブスのことが不憫なのです。そう、このナイブスがすんげえ良い子なんですよ。最後にはナイブスのセリフがまた泣かせますし。ナイブスには髪型を変えてほしくなかったなあ。前のほうが良かったんですが。
新感覚の映画だそうですが、新感覚すぎて笑いました。かなり笑えます。コメディです。元カレ軍団との戦いが面白すぎます。アメコミ原作だそうで、アメコミらしい演出もされていますし。ただ、ネタ元のゲームが私にはわからないのです。ゲームは基本的にやらないのでねえ。ゲームを知っていたらかなり楽しかったでしょうに。でも、作中の音楽が最高にノれます。初っ端から体を揺らすくらいノリノリ。伏線の生かし方もこれまた良いですなあ。ナイブスとスコットの絶妙なコンビ、１UPなどなど。１UPのときなんか胸熱ですよ。脇役の妹やバンド仲間やカフェのメガネ女や元カレ軍団やルームメイトがどいつもこいつもかなり良い味を出していて、死角無しです。
この映画は面白いです。エドガーライト監督、良いです。
