2023年11月日本公開
監督:ジャン・フランソワ・リシェ
原案:チャールズ・カミング
脚本:チャールズ・カミング、J・P・デイビス
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あらすじ:シンガポールから東京へ飛ぶブレイザー119便は運行管理者の指示で嵐の真上を通過しようとした。落雷で操縦困難となり、島へ不時着した。そこはフィリピン南部のようであり、政府の管理が届かない治外法権の場所だった。果たして、乗員と乗客は無事脱出できるのか。
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タイトル以外にいっさい情報がない状態で鑑賞しました。飛行機が落ちてどうにかなるお話なのかなと思ったら不時着でした。
機長を演じるジェラルド・バトラーがいつものように気合と根性で事態を収拾していました。
舞台となったホロ島は実在していまして、フィリピンのミンダナオとカリマンタンの間にある島々のひとつです。フィリピン政府が管理できずにいて、これから先はソマリア沖のように海賊行為が頻発するのではないかと危惧されている地域だそうです。太平洋戦争では日本軍が痛い目を見た島であり、その後米軍による虐殺もあったとか。
ホロ島を脱出してたどり着いた次の島も実在しています。グーグルマップによると空港もありますが、劇中のような立派な空港ではなく未舗装でほとんど施設のない荒れた飛行場のようです。
さて、本作で使用された機種は何でしょうか。B717でしょうか。こんなちっちゃい飛行機がシンガポール東京間を飛ぶわけないんですが、しかもアメリカの大手航空会社という設定です。ナントカエアなどではない珍妙な社名も気になります。搭乗客の大半が英国と米国ってどういうことですかね。大半といっても大手の路線にわずか14人です。ビジネスジェットかよ。