やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!」(吹替)鑑賞感想

ポスター画像

2023年9月日本公開

監督:ジェフ・ロウ

脚本:セス・ローゲンエバン・ゴールドバーグ、ジェフ・ロウ、ベンジー・サミット

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あらすじ:昆虫でも両生類でもなんでも人間のような知能に発達させる薬を開発した人物がとある組織に襲われた。人物は死に、すでに薬によって進化していた生物が逃げ出した。薬の一部が下水道へ流れ出し、ねずみ1匹と亀4匹がそれを浴びた。15年後、亀たちはねずみを父として成長したが人間の目を逃れて下水道で生活していた。一方、スーパーフライと名乗るミュータントが高性能機器を次々と盗み出していた。その目的とは何か。

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 面白かったです。両生類は苦手なので、本作の亀も気持ち悪いのですが、だからこそ作中でミュータントを恐れて攻撃する人々と同じになっちゃうんだろうなあと思いました。

 亀たちはどれほど嫌われても人間を攻撃しようとしません。あまりにも崇高な精神を持っていらっしゃいますな。恐れ入ります。攻撃どころか人間を守ろうとするし、嫌われるどころか攻撃されても隠れて耐えてヒーロー活動を続ける決意をしています。なんてやつらだ! そんな彼らを見ていると泣いてしまいました。

 スーパーヒーローが尊敬されることもなく報酬もなくただひたすら人間を守ろうとする姿は、観ているとめちゃくちゃきつくて、本当にきついものがあります。彼らを守るものはないのですか。

 本作は面白かったけど、スーパーフライが仲間に裏切られた理由はよくわからないしねずみ父が人間を守る決意をしたのもよくわからないのでそれさえ描いてくれたら完璧だったかもしれません。