2020年9月公開
監督、脚本:内田英治
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あらすじ:トランスジェンダーの凪沙のところへ、東広島の実家から少女がやってくる。少女:一果は親の育児放棄によって孤独だった。その一果を預かれば養育費が手に入るため凪沙は一果と暮らすようになったが、まったくしゃべらず、学校で暴力を奮う一果に手を焼く。だが、やがて一果はバレエで才能を開花させていった。
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簡単に人が死にました。
一果のお友達がピョーンって跳んだときは唖然としました。こんなことってあります?
その場面に至るまではすごくいいドラマだなあと見ていたのに、おともだちのジャンプからすべてが変わったように思います。
そのあと、さらに、凪沙ですよ。そんなバカなことってあります? というわけで、軽く調べてみたのですが、どうやら事実としてあるみたいですね。凪沙が性転換手術をタイで受けて、日本に帰ってきて、しばらくして、アレなことになってしまうのですが、いくらなんでもそれはないでしょと思ったけど調べてみると案外事実だったりするのでした。マジかよ……ドン引きです。
あと、クライマックスで一果の出身校で卒業式をやります。東広島市立三永中学校卒業式というわけです。あれ? この三永って私は知ってる地名ですけど、まさか中学校も実在するんですか。検索したらヒットしちゃいました。実在する中学校をごみクズみたいなヤンキーでいっぱいにしてしまって、東広島なんて町からさっさと出たほうがいいとまで言われて、よくもまあ地元は撮影を許可しましたね。これは風評被害になりかねません。
なぜ三永という地名を知っているのかというと、山陽新幹線の駅があり、東広島呉自動車道のインターもあるから記憶していました。
唖然としますし、目を背ける場面もありますし、東広島のことが心配になりますし、いろいろとたいへんな作品でした。