2017年11月公開
監督:タイカ・ワイティティ
脚本:エリック・ピアソン
音楽:マーク・マザーズボー
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あらすじ:ウルトロンから2年、雷神ソーはアスガルドを滅ぼそうとする炎の巨人スルトを倒してアスガルドに帰還した。死んだはずのロキは王に化けていたがソーによって見破られる。地球で余生を送る王がソーとロキに看取られた直後にソーの姉ヘラが追放されていた彼方から復活した。ソーとロキは謎の星サカールに飛ばされる。ヘラはアスガルドを我が物として、かつて王がやっていた武力による世界統一を再び企てる。サカールではソーがアスガルドで戻るため手を尽くそうとする。
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これ、かなりおもっしょいです。
人が死にまくりなんですよ。王は死ぬし、浅野忠信も死ぬし、とにかく死者が出ました。アスガルドはもうダメかもしれません。王の過去もわかってしまいますし、やってることはシリアスです。
それなのに笑えるってどういうことですか。深刻な事態なのです。最後の最後までアスガルドはどえらいことになります。だけど、笑わされるのでした。
今作では、ソーを筆頭にどいつもこいつも道化です。どうかしています。キャラがぶっ飛んでいます。ハルクもソーと漫才を披露しているし、みんな、どうしてしまったのですか。
ところで、バルキリーという新キャラはええ感じです。飛行機から降りるときに千鳥足で落下、直後には大勢の雑魚キャラを瞬殺皆殺しですよ。それってどうなんですか。最高ですよね。
暗いお話なのに、明るく振る舞う皆さんでした。深刻すぎて明るく楽しくやっていくしかないのでしょうか。移民の歌も最高でしたけど。
ところで、作中のタイトルやらその他諸々がピクサーみたいに日本語表記になっていましたね。マーベルもそういうことをするようになりましたか。うれしいことです。
これから先も地球がアスガルドみたいな事態になると思います。サノスとかいうやつに滅ぼされると思いますけど、もしそうなればソーは助けてくださるのでしょうか。なんかもうアスガルドがアレな状態だし地球を救ってもしょうがないなあとなるのか、アスガルドと同じ運命にはさせない!となるのか。
次回はインフィニティ・ウォー、来年4月頃ですね。その前にブラックパンサーです。地球の運命や如何に。