やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「湯を沸かすほどの熱い愛」鑑賞感想


2016年10月公開
監督、脚本:中野量太
・・・
あらすじ:主人の一浩が銭湯幸の湯を出て1年が過ぎた。当分の間休業しているとき妻の双葉は残りの命が2か月であることを告げられる。娘の安澄は学校でいじめられている。一浩の行方がわかり、連れ戻す。銭湯を再開させて、双葉はやるべきことを果たしていく。
・・・
 こちらでの公開が2017年1月となりましたので2017年に鑑賞した作品として数えます。
 今年の一発目がこんなにきつい作品になるとは……参りました。
 双葉さんの運命が過酷です。あまりにも過酷です。号泣でした。おそらく号泣オブザイヤーです。娘の災難や病気のその上にまだまだ出てくるわけですよ。監督はよほどのサディストですね。この作品が長編デビュー作ということですが、日本版ラース・フォン・トリアでしょう。
 ただ、双葉さんは本当に強かったです。肝っ玉母さんです。
 あと、一浩さんは双葉さんが元気なうちに東武ワールドスクエアに連れていくべきでした。ワールドスクエアのエジプトゾーンに連れていけばよかったのです。まったく、何やってんだか。せっかく栃木に住んでいるのですから。もう、最後のピラミッドがたまりませんでした。涙でびっちゃびちゃです。
 私にとってはあまりにも強烈な内容でした。