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ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「X-MEN アポカリプス」鑑賞感想


2016年8月公開
監督:ブライアン・シンガー
脚本:サイモン・キンバーグ
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あらすじ:文明が始まる以前にミュータントは存在した。長い眠りについていたが1983年に目覚めた。世界の支配を企むアポカリプスはマグニートーなど4人のミュータントを従えていく。プロフェッサーたちがアポカリプスと対決する。
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 若いプロフェッサーたちの三部作完結編ですね。ファーストジェネレーションがたいへん良かったのですが、フューチャー&パストがそれほど良くなくて、アポカリプスも少々不安でした。
 プロフェッサーが如何にしてハゲになっていくのか、その物語ですね。物語そのものはたいへん単純です。ただ、舞台がアメリカ、エジプト、ポーランドなどへと飛ぶので単純な物語なのに何やらよくわからないです。
 それぞれのミュータントの能力がインフレしすぎました。特にマグニートーです。地球全体に被害が広がりました。とんでもないことが起きています。にもかかわらず地球全体の危機感というものが伝わりません。
 クイックシルバーがやたらと強いとは思いませんか。アポカリプスにボコボコにされてしまいましたが、X-MENの中で最強のように思えるのですが。かっこいいとも思えます。
 ここでネタバレです。マグニートーですけど、フューチャー&パストでやってしまったことを隠して生活しています。妻と娘がいます。ところがある日、危ない目に遭いそうになった同僚を能力で救いました。それを目撃されてしまいます。連行されそうになるのですが、そのとき誤って娘が殺されてしまいました。怒り狂ったマグニートーが警察官を殺害します。なんだかんだでエンディングはその罪がなかったことになっていたようですが、いいのですか、それで。娘を殺されたからといって、警察官を大勢殺してしまった罪は消えないはずです。その罪への言及をすべきでした。
 オープニングは好きだなあ。アポカリプスが眠って現代に至るまでの歴史がわかる良いオープニングでした。
 不満の残る「X-MEN アポカリプス」でした。