115.ガンマー第3号宇宙大作戦
1968年日米。深作欣二監督。東映製作。近未来、ガンマー3号という宇宙ステーションが地球に衝突しそうな星を発見した。星の排除に成功するが、その後ガンマー3号は謎の生命体によって危機に陥る。
まさかね、星の衝突というディザスター・ムービーなのかと思いきやそうじゃないんですよね。星の発見から衝突までなんと10時間しかないという信じられないタイムリミットを大した緊張感もなくクリア、そこから本当の危機が彼らを襲うわけです。宇宙ステーションにどうしてあんなに武器があったのかとかちょっとしたツッコミが入りそうですが、それなりに楽しめる特撮映画でした。
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116.SF最後の巨人
1974年アメリカ。ロバート・クローズ監督。
2012年、疫病のためにほとんどの動植物が死んだニューヨークを舞台に生き残った人間同士の戦いを描く。
WEB上の解説では2003年となっていますが、冒頭で『2012年』と出ます。なぜでしょうね。とにかく、本当に恐いのは人間です。人間なんて追い込まれるとケモノと化すのです。おーこわ。
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117.7月4日に生まれて
1989年アメリカ。オリバー・ストーン監督。トム・クルーズ主演。独立記念日生まれで第二次大戦の勇士である父を誇りに思うロン(トム・クルーズ)は高校卒業後海兵隊に入隊する。そしてベトナム戦争へ。
まさかここまでシリアスな映画だとは思いませんでした。それなりにちょっとは明るい部分のほうが多いのかなと思っていたら、全然そんなことないじゃないですか。つらすぎる状況がずっと続くじゃないですか。アメリカはベトナム戦争でいろいろなものを失ったのでした。
どんな言論も許すようなアメリカですが、どうして共産主義者だけは許さないんでしょうね。共産主義を主張することすら許す自由っぷりを見せてほしいです。