やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「崖っぷちの男」を観てきた感想(ネタバレ)


あらすじ:警察官ニックキャシディはバイトとして宝石商イングランダーのモナークダイヤを警護した。ところが、ニックがモナークダイヤを盗んだとして懲役25年の有罪となり投獄されてしまう。収監されているニックは父の葬儀に参列を許されたが、葬儀の場から逃走する。
 その後、ニックはウォーカーと名乗り、ニューヨークの高層ホテルに宿泊した。そして、飛び降り自殺しようとする。ホテル周辺には大勢の野次馬、警察、マスコミが集まってきた。それもニックの計画であり、ホテルの近くにあるイングランダーのビルからニックが盗んだとされるモナークダイヤを再び盗み出そうとするのであった。

 どんなどんでん返しが待っていて、誰が真犯人なのか。それが最重要な映画ですよね。
 というわけで、お答えしましょう。
 ニックの自殺を止めるために警察が集まってきます。交渉人ってやつですね。その指揮を取っているマーカスが真犯人です。ニックの相棒だったアッカーマンが、真犯人ですよということで真犯人につながる証拠を次々と消去していきますけどね。
 なんと、ニックを殺そうとしたマーカスをアッカーマンが殺します。アッカーマンはニックがここまでひどいはめられ方をされるとは思っていなかったようで、アッカーマンは自分を守るために証拠を消していき、でも、ニックのことも守ろうとするのでした。
 でも、最大のどんでん返しは、ニックの父が生きていたことですな。ホテルの客室係がけっこう有名な役者だったので「おかしいなあ。何かあるな」と思っていたら案の定死んだはずの父親だったのでした。
 私としてちょっとうれしかったのは、ニックが交渉役に指名した女刑事マーサーの同僚です。最初は、マーサーが指名されたことをあまり良く思っていなかったのですが、なんだかんだでマーサーの邪魔をすることなく、さりげなく手助けするのです。良い同僚ですよ。素敵な同僚です。
 さて、この映画なんですが、まあまあ雑ではあると思います。ダイヤ盗み役のニックの弟と女の子のコンビですけど、手馴れているわけではありませんし。しかも、盗まれる側の建物もまあまあ雑です。世界最高峰っぽい警備でありながら破られてしまうわけですから。
 そういう雑なところはさておき、どんでん返しものとしては王道ともいうべきどんでん返しを見せてくれたので、そんなに悪い映画じゃないです。まあまあ楽しめます。