やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

アリス イン ワンダーランド3D吹替をがっつりと

 まず最初にページビューが30000を超えました。深く感謝いたします。ありがとうございます。ばんざーい、ばんざーい。
 今日は映画が1000円の日(毎月1日は1000円)なので何を観に行こうかなと思って少し迷ったのですが、アリスインワンダーランドにしました。3D吹替です。平日の真昼間ということで北島シネマサンシャイン最大の300人の劇場に20人ほどでした。たいへん静かで笑い声は2回くらいしか上がらないありさまで、声やその他諸々の邪魔はまったく入りませんでした。始まってからすぐにアリスが出てきたのですが、お顔がまっ白けで、私は何かを期待していたのにそれが期待はずれで、かわいくなくて、この顔を100分も観なければならないのかと思うとuoopsとなりました。いったい何を期待していたのやら。その代わり白の女王を「あら、きれい」と思いましたがこれはきっと3Dメガネのせいですよ。そうそう、3Dメガネですけど私はふだんからメガネだから邪魔くさいときたらしかたがないです。早くメガネのいらない3Dが開発されたらいいなと思います。宇多丸さんは3Dメガネをどうしているのでしょうか……サングラスの上からかけているのでしょうか。さて、映像ですがやたらと暗くて見えづらいのが難点でした。とはいえ、やはり3Dということで飛び出すことは少なかったですが奥行があり不思議の国の不思議っぷりがよく伝わってきました。
 話の中身ですが、私は原作を読んだことがなく過去の映像作品も観たことがなくほとんど知識がありません。双子の名前がトゥイードゥルディ、トゥイードゥルダムだということをなぜか知っていたりちぐはぐです。今回は成長したアリスが再び不思議の国に行くということですが、まあ、なんとなく話にはついていけました。話がたいへん単純でしたから。ひたすら混沌とした内容なのかと思いきやそうでもなくて、お茶会がやたらと狂ってましたが他はそんなに狂ってなかったですな。
 基本的には、アリスに対して現実のほうでも不思議の国のほうでも無茶ぶりがあってそれをどうやって克服していこうかという感じで、その無茶ぶりには決められた克服の仕方があるのですが、アリスは自分の道を行く、決められた方法は取らないということで成長を見せてくれました。最後に現実の世界に戻って無茶ぶりを回避した瞬間には拍手したかったです。最後の最後はアヘン戦争を仕掛けに行くということで、がんばれ〜。
 ここからは少しネタバレなのですが、最終ボスを殺さなければならないよと周りから言われるもののアリスは誰も殺さないと言い続けてきました。しかし、最終的には殺しました。殺した瞬間の周りの反応がよかったです。周りは殺すということがどういうことなのかを目の当たりにしまして、その瞬間自分たちが持っていた剣を捨てるのです。捨て方がよかったです。
 赤の女王について、頭がでかいということに対する救いがないまま終わりまして、障害者は放置ってことですか、なんか気持ち悪い終わり方だなあ。私の考えすぎですかねえ、障害者に対する同情は意味を持たないというメッセージとも取れるし、相手がだれであれ自然に接することが大切だよということなのでしょうかねえ。
 もうひとつ、ジャックの体の動きがほかのキャラとちがって自然ではなくてそれが気になってしかたがなかったです。
 悪いことも書きましたが全体的にだいぶ楽しませてもらいました。やっぱり映画は映画館で観るもんですわ。時間と金があれば絶対に映画館に行きたいです。映画館で観る映画には1000円払う価値がありますよ。ただし1000円ね。あとは前売りの1300円も一応許しますけど。1800円はひどい! 3Dについて、箕面や川崎にIMAXというものがあるのですが、それも体験してみたいです。DVDレンタルの新作はだいたい300円〜500円ですよね。それに対して映画館は今回なら1000円です。700円くらいは邪魔の入らない環境でゆったりと座っていられる場所代と大画面の料金です。電車で言えば、レンタルが普通列車で、映画館が特急です。特急料金を払ってゆったりとサービスを受けられるということで、そう考えてみると安いもんですよ。というわけで映画館はおすすめです。次回、7月1日に映画館へ行くことができるならアイアンマン2(ただしアイアンマン1作目を観ていないから予習が必要)、8月1日行くことができるならアリエッティPIXAR新作のトイストーリー3かな。トイストーリー3にはトトロが出るらしいのでアリエッティじゃなくてトイストーリーのほうでいいかもしれません。ただしこの場合も予習をしていないから予習必要。12月1日は絶対にヤマトです。駄作とわかっていてもヤマトのことが好きだから!