やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

しゃくなげの香は事故の香

 母がしゃくなげの花を観に行きたいから連れていけというので車で出かけてまいりました。行き先は徳島県神山町の岳人の森というところでして、500本以上のしゃくなげの花があるようです。しゃくなげってどんなかな〜。8時30分くらいに出発しました。我が家から神山町の道の駅まで1時間くらい、道の駅で弁当を買いましてそこからさらに30分以上走りました。国道438号線です。この道路はそんなに悪くないですが、途中で国道193号線に入ります。こいつがやべえです。1車線なのです。国道なのに車1台走るのがやっとの林道みたいな酷道です。で、神山の上分というところから土須峠に向かっていくのですが、上分と土須峠の間は私にとって因縁の場所でして、その昔、6年前、土須峠から上分に向かって走っていたら事故って車が大破したのです。14時、雨、下り、カーブ、ガードレールに突っ込んでエンジンルームがバチコーンってなりました。
 もちろん、母もそれを知ってるもんだから、「どのあたりでやったん?」と聞いてくるのですが、ちょっと、わからんかったです。実は事故の1年後に来たことがありましてどうなったのか確認していました。ガードレールがそこだけきれいになっていました。でも、今回はそれがどこなのかわからんかったです。似たようなカーブがいくつかあってガードレールも似たように汚れていて。
 ま、そんなこんなで岳人の森に到着。入り口で1人あたり400円の入場料を払います。事故ったときは2時間にわずか10台しか通らないところでしたが今日は多いです。看板があったのでそれに従いつつ山の中に入るとしゃくなげがありました。

 つぼみが多くてあんまり咲いてないです。来るにはまだちょっと早かったようで。でも、本数はたしかに多いです。山全体がしゃくなげみたいな感じです。しゃくなげ以外にもいろいろ花がありました。

 たとえばこのトリカブト。看板が立っていて、看板の周りに数種類の植物があったのですがどれがトリカブトなのかわからんす。トリカブト、悪いことに使ったらだめよ。

 なぜかはにわ。大きな岩の上にもはにわがありましたけど、なぜはにわ。小川があって水がちょろちょろ流れていてその小川に並んで花が植わっていて、あら、きれい。

 さて、岳人の森を離れて、近くの大釜の滝へ行きます。岳人の森からは土須峠に向かって土須峠を越えてください。バイクの集団がいました。母が「この道路はどこ行くん」って。とても険しい山の中の交差点で、その道路はどこへ行くのか。っていうかさあ、そういう質問が多くてさあ、「何これ、何これ、このダム何これ」って砂防ダムを指さして質問してくるしさあ、もう、知らんわ。自分で調べろよ、もう。

 で、これが大釜の滝。ああ、澄んだ水がじゃあじゃあ、と。ええわ、こういう光景。だって、周りは新緑です。私ねえ、新緑が好きなんです。花より新緑。みどり。大昔の俺はみどりの中で生活してたんだぜ、懐かしいわ、体がうずくわ、目がいやされるわ。

 そんなこんなで、県外ナンバーがたくさん走ってる徳島県のすんごい山奥でした。