2023年3月日本公開
監督:デビッド・F・サンドバーグ
脚本:ヘンリー・ゲイデン、クリス・モーガン
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あらすじ:アトラスの娘たちが復讐のためにフィラデルフィアへやってきた。ビリー・バットソンとその家族は街と家族を守るために戦うが、彼らの力が奪われてしまう。さらに、街は未曽有の被害を出すのだった。果たして、ビリーたちは守り抜くことができるのか。
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DCユニバースの映画なのにまさかの面白さだった前作に引き続き、今作もたいへん楽しい映画になっていました。ギャグは冴えています。そのギャグに翻弄されるアトラスの娘たちがまじめにやっているのに面白くなってしまうというシャザムならではの展開です。
それにしても、今作のフィラデルフィアではあからさまに市民が惨殺されていきました。一人や二人ではなく大勢が逃げられずに殺されます。ビリーたちの救出が間に合わないのでもどかしい場面が続きます。大惨事です。
だからこそ救いがいがあるのかもしれません。ちょっとお子様にとってはきつい場面ですが、ビリーたちの家族にはまだ幼い子がいるじゃないですか。その子が率先して市民を助けようとします。まさにヒーローです。そして、クライマックスでのビリーの選択です。
ルーシー・リューとヘレン・ミレンがたいへん良い味を出していました。ヘレン・ミレンは77歳ながらきびきびとした動きでアトラスの娘としてビリーたちの挑戦を受けました。
さて、アメリカの橋は壊れやすいですね。ヒーロー映画で毎度簡単に壊れていきますね。修繕や新しい架橋工事はぜひ日本のゼネコンにお任せください。