映画「駆込み女と駆出し男」感想
2015年5月公開
監督、脚本:原田眞人
原作:井上ひさし『東慶寺花だより』
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あらすじ:江戸時代、幕府公認の縁切寺として知られた東慶寺には、複雑な事情を抱えた女たちが離縁を求めて駆け込んでいた。女たちの聞き取り調査を行う御用宿:柏屋に居候する戯作者志望の医者見習い信次郎(大泉洋)はさまざまな男女のもめ事を解決していく。
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観る予定はなかったのですが、某ラッパーの宇多丸さんが褒めたので観てきました。
本当に面白いじゃないですか。
原田眞人監督を全然知りませんでした。調べてみるとガンヘッドを撮っています。あとは金融腐蝕列島、魍魎の匣、わが母の記などを撮っていますね。ほとんど観たことがないです。
次に、舞台となった東慶寺ですが、実在する寺なんですね。鎌倉にあるということは、鎌倉時代に建てられたわけです。北条時宗の夫人が開山しました。
映画そのものは、江戸言葉の独特なやりとりとサスペンスとアクションに医療ドラマまで加わって、面白そうなネタがたっぷりつまっているから、そりゃあ面白くて当然なわけです。長い映画ですがテンポが良いので気になりません。
満島ひかりちゃんの演技その他皆さんの演技も良いですし。
それにしても、江戸から鎌倉の東慶寺まで駆込むのはさぞかしたいへんだったでしょうに。(58)