やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「猿の惑星:聖戦記」MX4D吹替鑑賞感想(ややネタバレ)


2017年7月米国公開
監督:マット・リーヴス
脚本:マーク・ボンバック、マット・リーヴス
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あらすじ:あれから2年、猿と人間の戦いは激化していた。リーダーのシーザーはマッククロウ大佐の潜入により息子を殺されてしまう。復讐のためにシーザーは動き出すが逆に大佐に捕まってしまう。また、新たな居住地へ移動しようとしていた大勢の猿たちも捕まっていた。脱獄するために手を打つが果たして。
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 このシリーズは1作目がすばらしかっただけに、それを超えるのはなかなか骨の折れることです。
 今作は期待したものの少々目に余る部分があります。それは、人間側がアホだということです。そのおかげで猿が賢く見えてしまうのでした。
 脱走を許してしまうところが最大の抜け作ぶりですが、他にも少女を簡単に基地へと侵入させてしまい、それに気づかないところがありました。猿の演技は良いですが、人間側はダメダメですね。最後は、三つ巴の戦いとなった人間たちも自然の脅威によって全滅させられてしまいます。
 あとは、そもそも人間が絶滅へと追いやられ猿を賢くした原因も、再び人間に猛威を奮います。そういうものがあったので猿は何をしなくてもいいのではないかと感じられたり、だいたい新たな居住地への引っ越しも必要なかったのではないかと思います。
 全体的にバランスの悪い作品だと思いました。