やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界」(吹替)鑑賞感想

ポスター画像

2022年11月日本公開

監督:ドン・ホール

脚本:クイ・グエン

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あらすじ:サーチャーはまだ少年のときに父イェーガーと冒険していた。前人未踏の高山を越えてその先に何があるのかを見ようとしていた。しかし、サーチャーはその途上で不思議な植物を発見し、それを持ち帰って調べるべきだと主張した。イェーガーはサーチャーの言い分を聞き入れず、ふたりは冒険の途中で別れてしまう。25年後、サーチャーが持ち帰った植物パンドは人々の暮らしを一変させた。電気のある豊かな生活が始まっていた。ところがある日、各地の農場で育てられているパンドが原因不明の枯れ死を起こした。結成された調査団にサーチャーも加わるが、彼らは新世界を見つけることとなる。新世界には何があるのか、パンドの枯れ死は防ぐことができるのか。

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 この結末はどうなのでしょうかね。進歩を諦めていると思いますよ。品種改良などで豊かな生活を維持しようとは思わないのでしょうかね。結局は、進歩を捨てて狭い世界で縮こまって暮らしていこうとしているだけじゃないですか。

 冒険も否定されたまま終わったように思います。冒険もひとつの生き方ではないのでしょうか。新たに見つけた世界のさらにその外側があるかもしれないじゃないですか。山を越えたその先に広がっている「あの世界」はいったい何なのか、知りたいとは思わないのでしょうか。

 人類は豊かさを求めずに慎ましく生きていけという映画でした。