2022年11月日本公開
監督、原案:ライアン・クーグラー
脚本:ライアン・クーグラー、ジョー・ロバート・コール
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あらすじ:国王ティ・チャラが突然亡くなった。悲嘆に暮れる間もなく、世界各国がワカンダのヴィブラニウムを手に入れようと手段を講じてきた。一方で、ワカンダとは無関係の大西洋からヴィブラニウムが発見された。リリ・ウィリアムズという大学生が開発した探知機による成果だった。ところが、海から現れた青い肌のヒトによって探査隊が全滅した。ワカンダが疑われたが、タロカンというこれまで知られていなかった帝国による仕業だった。タロカンはリリを殺害し、ワカンダと盟約を結んで世界を滅ぼそうと画策するのだった。ブラックパンサーがいなくなったワカンダはタロカンの陰謀を防ぐことができるのか。
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すずめの戸締まりと同じ日に公開された本作はめちゃくちゃ期待しました。ブラックパンサーの仕切り直しになります。ブラックパンサーの新型のお披露目です。
160分という長尺は苦痛ではなかったですけど、情報量が多すぎました。もう、なんか、MCUについていけそうにありません。原作を知らないと楽しめない、MARVELのサブスクを見ていないと楽しめないというのは正直だいぶ辛くなってきました。
冒頭のティ・チャラ葬儀は泣きましたが、それ以外はただ惰性で見ているだけの気分です。
原作をまったく知らないわけではないんですけど、タロカンはヴィブラニウムではなくて対になる物質を保有しているというのが原作設定だったりしますけど、同じヴィブラニウムの保有となると結局ヴィブラニウムとヴィブラニウムの対決ですし、もっとどうにかならなかったのかなと思います。水の爆弾みたいなのがめちゃくちゃ強力でワカンダの防衛線や施設を簡単に破ってしまうあたりもよくわかりません。
続編ありきの終わり方も疲れました。もう少しきれいに終わらせてくれませんかね。
DCが先にアクアマンを映画化してしまったのはMCU的には痛かったのではありませんかね。おかげでタロカンの見せ方がつまらん感じです。
MCUの始まりとなったアイアンマンであんなにワクワクしたのに、シュリの新スーツ開発の様子はワクワクしませんでした。エンドゲームまで毎度楽しく鑑賞できたのに、エンドゲーム以降は期待して損してばかりです。
MCUを見るのは卒業かな……。