2022年7月日本公開
監督:ジェームズ・ナン
脚本:ニック・ソルトリーズ
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あらすじ:バカンスでメキシコのビーチへやってきた陽キャの5人(ただしひとりはまじめな女の子)は酔った勢いで水上バイクを盗んで沖合へ走った。事故を起こして走行不能になり、しかもひとりが重傷を負った。携帯電話の電波も圏外だ。血が海に流れ出しているので当然サメが寄ってくる。付き合っていた男はまさかの4股だったことも判明する。果たして彼らは岸へ戻ることができるのか。
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みんなの大好きなサメ映画がやってまいりました。
しかも今回はみんなの大嫌いな陽キャがサメの犠牲になります。ありがとうございます。この度の陽キャはなかなかの悪党です。岸壁につながれている水上バイクに乗るため、鍵のかかった小屋を破壊して水上バイクのキーを盗みます。ひとりだけまじめな子は4人の悪党に付き合うしかなく、いっしょに沖合へ出てしまうのでした。
まじめな子が生き残るのは間違いないと考えるでしょうが、最終的には4人が犠牲になってまじめな子が生き残るのでした。
まじめ以外の4人のキャラが、ちょっとだけマシな黒人、4股の白人はアメフトやってる、重傷を負ったやつはキャラ不明、ブロンドの美女はクズという王道です。
そして、本作のサメがどんなやつかというと体長5mくらいの普通のホオジロザメなんですが、途中までは傷ついた奴だけを襲うおとなしい子でした。ここまでだったら稲中卓球部の「そこに人間がいたから」という普通のサメです。ところが、途中からキャラが変わって無傷の奴を襲ったりボートごと襲ったり、無茶しやがります。海に出る前に両足を食われたという男が出てくるので一応予防線みたいな伏線は張られているんですがね。
結論としましてはあまり面白くないので観なくていいと思います。邦題の48hoursは嘘じゃないですか。24~30時間ほどでまじめな子は岸に戻りましたよ。