2022年5月日本公開
監督、脚本:キリル・セレブレンニコフ
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あらすじ:2004年ロシアの大都市エカテリンブルク、ペトロフはインフルエンザに感染して高熱を発していた。それでも青いトロリーバスに乗り、ユダヤ人を銃殺した。妻は反抗する息子の喉を切る。妄想なのか、現実なのか。
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ロシア版真夜中の弥次さん喜多さんです。
2時間25分の上映時間が4時間に感じられるお得な映画です。うんざりです。
ただし、この映画はカンヌで絶賛されていて、日本でも概ね好評です。なので、私だけがこの映画を理解できなかったというわけです。
この映画はソ連時代や閉塞感の漂う現在のロシアを批判しています。1968年から1971年にかけて何があったのかを知らなければこの映画を理解することは難しいというわけです。それだけだと高評価にならないのですが、わけわからん長回しがありまして、他の場面とつながっていたり、それがよく練られた仕組みになっているのですね。
ロシアはいろいろたいへんだということでございます。