2022年1月日本公開
監督、脚本:ジェフリー・A・ブラウン
・・・
あらすじ:学生のカップルが浜辺へやってきた。夫婦と出会い、食事をしつつ、異変が起き始める。気づけば謎の生物に寄生されていた。世界で何が起きているのか。
・・・
前半と後半で製作陣がごっそり変わったように感じられますが、そんなはずはありません。
前半では揺れる画面がラース・フォン・トリア監督の終末映画メランコリアみたいな演出です。後半はパニック映画という感じでしょうか。後半では画面が揺れることもないので、前半さえ耐えたら大丈夫です。
この地球の海底には熱水噴出孔というものがあります。未知の生物がいる場所なのですが、それをおどろおどろしい音楽で映しています。熱水噴出孔を知らない観客に恐怖を植え付けようとしているのでしょうけど、ただの熱水噴出孔としか言いようがなくて、呆れます。
これといって何も起きていないごく普通の海底も不気味な音楽で映していますが、何も起きないし、何も出てこないし、製作陣は何をしたかったのでしょうか。
カップルとは別の夫婦がいろいろとおかしな様子でいるのですが、なぜおかしいのか明かされないままです。世界を襲う謎の生物とは関係なさそうにも見えます。
主人公の女の子は宇宙生物学を専攻しているとのことですが、その知識が生かされることもありません。
とにかく、何がしたかったんだ、この映画は。