2021年12月日本公開
監督、原案:マシュー・ボーン
脚本:マシュー・ボーン、カール・ガイダシェク
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あらすじ:1902年、英国の富豪オックスフォードは祖父の時代に行ってきた蛮行を反省して赤十字の活動に協力していた。だが、その活動で妻が殺害される。1914年、母の死を目の当たりにした息子が成長して軍人を志望していたが父オックスフォードは強く反対した。そんな中、セルビアでオックスフォードの目の前で暗殺事件が起こり世界大戦が始まってしまった。英国はドイツに圧されて劣勢となり、米国の軍事支援を求めたが暗躍する者たちがドイツに勝利をもたらすために米国の参戦を回避しようとしていた。オックスフォードも各地にいる執事のネットワークを利用して英国の窮地を救うために動くのだった。果たして、大戦の行方は。
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オックスフォードの息子さん、バカじゃないですか。
父子で協力して帝政ロシアで暗躍する生臭坊主を倒し、父のいう正義とは何か、平和を求めるためにはどうしたらいいのか、身をもって教わったはずなのに、よくよく理解した様子だったのに、そのあとも兵員に志願するという息子さん、だいぶバカですよね。
はい、というわけで、キングスマンの誕生でした。
作中で誕生する瞬間はスタッフロールの直前となりますのでしばらくお待ちだくださいね。
アクションはたいへん面白かったです。今まで見たことのないものを見せてくれるので、いいんじゃないでしょうか。第一次大戦と絡めた物語ということで、塹壕戦の悲惨さが強調されています。映画1917みたいなこともやっています。届けなければならない大切なものがあるわけです。
いろいろと盛りだくさんで、英国からセルビアやロシアなどを転々とするものですからだいぶ忙しい内容ですが、ところで、あの岩山は結局どこだったんでしょうね。
それにしてもキングスマンシリーズは毎度毎度大勢死にますね。この人まで死ぬの!? という感じです。自分たちを犠牲にしすぎでしょう。
今作が2021年映画館で観た最後の作品となります。以上、2021年でした。