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ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「グリーンランド -地球最後の2日間-」鑑賞感想

ポスター画像

2021年6月日本公開

監督:リック・ローマン・ウォー

脚本:クリス・スパーリング

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あらすじ:未知の巨大彗星が突如地球に接近した。報道によると落下の危険はないとのことだ。ただ、報道は変化し、小規模のものが落下することが判明した。それは被害を出さないものだという。生中継で落下の様子を伝えるテレビ、一方でジョン・ギャリティのスマホに大統領アラートが届いた。妻と子のみを連れて空軍基地へ避難せよとのことだ。事態は徐々に悪化していき、避難を始めたギャリティ一家だったが、ジョンと妻子が空軍基地で離れ離れになってしまう。果たして、家族の運命と地球人類の行方はどうなるのか。

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 またしてもジェラルド・バトラーが地球人類の命運がかかった場面に遭遇するのでした。

 空軍基地で離れ離れになった場面について、妻子の頭が悪すぎます。妻子が余計な行動を取ったことが原因なのは明らかです。

 それがかなりイライラしました。夫のほうはかなり冷静で機転が利きます。たとえば、隣の家の家族が「娘だけでも連れて逃げてほしい」と懇願しましたが夫は拒否しました。その理由を後で明かすのですが、なるほどな! おっしゃるとおりだな! という理由でした。

 それと、夫妻の関係は、どうやら何かあったらしくてギクシャクしています。夫が妻に平謝りするようなことがあったようです。夫の様子を見ていると地球人類の命運と同等のかなり深刻なもののようです。その理由が後々に明らかになりました。不倫だったんですが。

 ふざけんなよ。理由を観客に明かさずに散々引っ張っておいて不倫かよ。マジでふざけんなよ。たかが不倫ごときで何でそんなに深刻になってんだよ。不倫だとわかった場面は静かな劇場で笑いました。

 不倫の罪滅ぼしということで、ジェラルド・バトラーが妻子のために命を賭けて奮闘します。

 あと、東京は壊滅するようですので、お楽しみに。

 もうひとつなのですが、作中では彗星が別の太陽系から来たと言っています。別の太陽系? そこはちゃんと別の恒星系と言いなさいよ。

 大統領アラートが届いてからグリーンランドに逃げ込むまで48時間の出来事ですか。5日間くらいに思えるような逃避行でした。あと、逃げる目的地がグリーンランドだということは中盤まで明かされません。いやいや、タイトルがグリーンランドですけども。

 欧州に直径15キロの巨大な彗星が落下します。15キロって!! 15キロはかなりヤバいです。生物の9割が死滅するくらいヤバいやつです。作中でも落下と同時に欧州全域が瞬時に壊滅すると言いつつ、エッフェル塔が一部の形を残していました。15キロが落ちたのにどういうことでしょうかね。

 はい、というわけで、市民を逃がそうとする軍人さんに敬礼です。軍人さんたちは非難する権利が与えられていないにもかかわらずそれを承知の上で市民の避難を手伝います。マジで感謝です。