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ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「藁にもすがる獣たち」鑑賞感想

ポスター画像

2021年2月日本公開

監督、脚本:キム・ヨンフン

原作:曽根圭介

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あらすじ:恋人の保証人になっていたが恋人が失踪したために借金取りのドゥマンから厳しい取り立てに合っているテヨン。暗い過去を清算して人生を再出発しようとするヨンヒ。株式投資で失敗して家庭が崩壊したミラン。事業に失敗したジュンマンはサウナでアルバイトをしていた。ある日、ジュンマンは客が使うロッカーから大量の現金が入ったカバンを見つけて隠した。だが、その現金を巡って一見無関係に見える人々の人生が交錯する。

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 各馬一斉にスタートしました。ここで先頭に躍り出たのは本命のジュンマン、冒頭からカバンを発見しました。ジュンマンは順調に他との差を広げています。このまま勝負は決するのでしょうか。ジュンマンは上司からいびられつつも仕事はまじめ、しかし家庭では自身の母が妻のヨンサンに厳しく当たります。そんなジュンマンも母には厳しく説教するあたりはなかなか珍しい夫役です。そんなジュンマンが1番人気です。

 ジュンマンとの差が開く一方の集団は団子状態です。2着になっても何の意味もありません。賞金を得られるのは1着のみ。

 ここで団子状態の各馬を紹介しましょう。

 対抗として2番人気のテヨンは保証人になったばっかりに人生めちゃくちゃです。出入国管理関係の公務員ですが、なぜテヨンは保証人になってひどい目に遭っているのでしょうか。

 3番人気のミランは夫とうまくいっていないようですが、株式投資に失敗して多額の借金を背負ったのは痛恨のミスでした。きれいな女性ということもあって3番人気です。

 4番人気はヨンヒ、春を売るお店のオーナーをやっているのでしょうか。しかし、何やらきな臭いヨンヒです。

 5番人気は魚をさばくのが大好きな用心棒を連れた恐怖の借金取りドゥマンです。その強引さで現金の入ったカバンを奪取できるでしょうか。

 おおっと、ここでテヨンに体当たりしてきたのは刑事だという男だ! テヨンは集団から離されてしまいました。

 さらに、ミランにも不法滞在者だと名乗る若い男が接近してきたぞ! ミランもテヨンと同じく後方へ下がりました。

 ジュンマンを追う集団に残っているのはヨンヒとドゥマンのみとなってしまいました。

 ところがここで時系列の整理が行われて、ミランが猛然と速度を上げました。というよりも突然コースが変わったためにミランがショートカットに成功した形となりました。ミランがジュンマンに追いつきました。勝負が突然わからなくなりました。他も追いついてきたぞ!

 おおっと! ここで落馬です! まさかの落馬! もはや勝負の行方はまったく読めません。誰が1着でもおかしくないぞ!

 続きは映画館でお楽しみください。このドキドキ、たまりません。とはいってもほとんど公開終了しちゃってますか。どうにかしてご覧ください。おすすめです。

 ちなみに、韓国では大塚製薬が人気なのでしょうか。映画「ノンストップ」でも大塚製薬が大活躍していました。がんばれ、大塚製薬