2021年1月日本公開
監督、脚本:サイード・ルスタイ
・・・
あらすじ:イランにおける麻薬戦争の一幕を描く。サマド率いる麻薬犯罪撲滅班は大規模な捜査と強引な方法により、組織のトップ逮捕へと至るのだったが……。
・・・
イラン映画を見るのは、別離という作品以来の二度目でしかありませんが、別離も本作もめっちゃ面白いのでぜひご覧ください。
鑑賞中はまったく気づかなかったのですが、捜査官班長の男は別離にも出ていたそうです。
イランの人たちは、美男美女ばかりですね。
冒頭における、住宅の屋根の上を逃げる男を見つけた捜査官がその男を追いかける場面、そんなの思いつかねえよ! という斬新さがあります。そのあとも、とにかくすべての場面が斬新です。そんな見せ方があるのかと関心の連続です。
イランの司法や捜査手法にはめちゃくちゃ驚きましたが、最高に面白い映画でしたのでぜひご覧ください。苦言を呈すとしたら日本語字幕では麻薬と言っていますが、大麻なのかコカインなのかそのあたりも正しく書いてほしいです。たぶん麻薬じゃなくてコカインだったりするはずです。
イランの麻薬中毒者が作中では650万人だと言われていました。650万!? イランの人口は8200万人なのでそこらへんに中毒者がごろごろしているということですか。世界における違法薬物の75%はイランで摘発されているそうです。かなりヤバい!