2021年5月日本公開
監督:クレイグ・ギレスビー
原作:ドディ・スミス
原案:アライン・ブロッシュ・マッケンナ、ケリー・マーセル、スティーブ・ジシス
脚本:デイナ・フォックス、トニー・マクナマラ
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あらすじ:ディズニーを代表する悪女クルエラの誕生を描く。母の死を目撃したエステラ(クルエラ)はたったひとりで逃げ出した。泥棒で生計を立てている少年ジャスパーとホーレスのふたりと出会い、泥棒を続けていたがファッションデザイナーになる夢をあきらめていなかった。ある日、世界的に有名なデザイナーであるバロネスが彼女の製作した服を見たことでエステラの人生は大きく変わることになった。果たして、エステラの行方は。
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細かいところで気になる部分はいろいろとあるのですが、総じて面白い映画です。
まず、女性のドレス姿というものには私は興味を示さないのですが、本作におきましても興味を示しておりません。ただですね、エステラが普段着ている服につきましては、たいへん興味をそそられました。あまり見たことのないデザインですが、それだけなら何も興味を示さないのですが、何か、こう、来るものがありました。
クルエラが着ている白い衣装が燃えてなくなり、その下から赤いドレスが現れる演出は、紅白歌合戦の水樹奈々ぽいですね。
あと、エマ・ストーンの演技について、目です。まばたきをしない演技です。人間というのは本来まばたきを3秒に1回するものです。だけど、エマ・ストーンは全然まばたきしないんです。ハリウッドの俳優がまばたきをしないのはよくあることでして、まばたきをしない訓練をするそうです。だけど、今作のエマ・ストーンの目は、力があるというか、何か、こう、来るものがありました。
今作を見ていると、グレン・クロース主演の「101」の記憶がよみがえりました。ああ、そうだったなあという感じです。「101」のクルエラはとにかく悪いやつなのですが、そういえば山田邦子が声をやっていましたね。今作の吹替は柴咲コウです。柴咲コウ!? 声の演技もうまいですね。
今作のダルメシアンはどうなってしまうのか! 衣装の生地にされてしまうのか。ぜひ注目してください。当時のクルエラはめちゃくちゃ悪いやつでしたけどもねえ。
さて、今作では、エステラの才能を見つけたバロネスですよ。バロネスが途方もない悪いやつです。とにかく悪い。悪すぎる。ド悪党です。クルエラなんてかわいいもんです。クルエラを生み出したのはバロネスだったのか、なるほどなあ、という感じです。
それと、ポール・ウォルター・ハウザーが演じているホーレスですが、どう見ても山のフドウです。身軽ではないし、よくしゃべるフドウです。