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ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ブレイブ -群青戦記-」鑑賞感想(ネタバレ)

ポスター画像

2021年3月公開

監督:本広克行

原作:笠原真樹「群青戦記」

脚本:山浦雅大、山本透

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あらすじ:桶狭間古戦場に近いところにある星徳学院高校は全国屈指のスポーツ強豪校だ。1年前、不破という生徒が学内に落雷があった瞬間消えた。そして現在、再び落雷があり高校の敷地すべてが桶狭間の戦いの数日前に転移した。大勢の生徒が部活動していたため彼らも転移した。直後に、梁田政綱の部隊が高校を襲撃した。大勢の教員と生徒が殺された。生き残った生徒も5人が丸根砦へ誘拐された。その後、松平元康の部隊が高校に侵入して梁田隊が撤退した。生徒たちは生き残るため、西野と松本が代表となり大高城へ兵糧を持ち込みたい松平元康に交渉する。歴史に詳しい西野は丸根砦を襲撃してその隙に大高城へ兵糧を持ち込むことを進言した。その策を提示することで自分たちの命を助けてほしいとお願いしたが、松平は自分たちの手で丸根砦を襲撃して誘拐された5人を救い出せと命じた。それを飲んだ生徒たちは28人が自らの意思で丸根砦へ行くことにした。それぞれが自分たちの得意なスポーツを生かして丸根砦を襲撃しようとした。しかし、その途上でさらに1名の生徒が、梁田隊の指揮下に入った木下藤吉郎によって誘拐された。そのとき松本などが死んだため28人は23人に減った。23人は松平の助言もあり再び決意して丸根砦へ向かおうとした。一方で、高校では科学の知識がある生徒たちが中心となって信長公記の文中にある桶狭間の戦いの落雷によって元の世界へ戻ることができることを突き止めた。その準備をしつつ、残り6時間以内に丸根砦へ向かった生徒たちが学校敷地へ戻ってこられるように陸上部の生徒が知らせに走った。それは間に合った。6時間以内に戻ることと誘拐された生徒6人を取り戻すため23人は丸根砦へ向かった。部隊を野球部、アメフト部や他に2部隊へと分けて、500人のいる砦を攻撃した。しかし、生徒たちは次々と倒れていく。さらにはなぜか助けに来た松平元康も死んでしまう。これでは歴史が大きく変わる。それでも大勢の死者を出しつつ、誘拐された生徒を救出した。梁田政綱の正体は不破だった。彼は織田信長を利用して歴史を大きく変えようと画策していた。木下藤吉郎すらも不破が殺害して、ますます歴史が変わってしまう懸念が出た。長槍を使って西野を追い詰めた不破を西野が殺した。生徒たちは学校敷地へ戻ることができて、元の世界へ戻ることに成功した。しかし、西野は戦国時代に残り、松平元康を演じて後の歴史に残り、歴史は変わらなかった。木下藤吉郎の傷は浅かったため死ななかった。

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 原作未読です。今年初のクソ映画でした。

 本広監督なので、クソは予想していました。だけど、幕が上がるはよくできていたし、亜人も悪くないと思います。なので、クソじゃない可能性もありますよね。でも、想定外にクソっぷりの際立つかなりひどいうんこ映画でした。

 物語の何もかもが破綻しています。製作陣は何も疑問に思わなかったのでしょうか。クソ映画になっちゃったけどまあいいかと思ったのでしょうか。

 松平元康に対してタメ口で偉そうな態度をとる織田信長もどうかと思うところで、終劇です。クソから始まり、クソで終わりました。

 だけど、初っ端から生徒のほとんどが殺されるとは思いませんでした。教員は全員死亡なのもすごいですね。こんなに血生臭い作品だったのも想定外です。友達が目の前で斬られたら誰だって号泣しますよ。

 はい、糞でした。