日系兄妹が引っかかりました。アメリカも含めて作中の世界は、現実とほぼ同じのはずです。その日本で誘拐された幼い兄妹がフィリピンで解放軍の戦士として育てられたという設定に違和感があります。でも、シティハンターのようなこともありますし、まあいいか。
日系兄妹のいた日本の村についてわずかにセリフがありました。村が虐殺されたっぽいじゃないですか。日本政府としては隠ぺいに加担しているということですかね。村に彼らの祖父が生きているらしいので会えたらいいですね。かの国の属国みたいなものですから、まあいいや。
キミコが強すぎますね。かなり強くて、ザ・ボーイズにいてくれて助かります。
フレスカというジュースが登場します。グレープフルーツなどのさわやかさが売りの大人向けらしいのですが、あっちの国ではどういう意味で飲まれているものなのでしょうか。それ以外にもシーズン1も含めて実在する企業の名前がどんどん出てきます。これって大丈夫なんですかね。大丈夫な理由があるのでしょうけども。
それにしても出てくるやつがどいつもこいつもどんどん狂っていきます。その中でメイヴはあまり狂っていなくてどうにかこうにかギリギリ自分を保っている感じです。
髪がごっそり抜けていくキャラはたいへんです。会社と世間とスーパー狂人に囲まれてストレス半端ないです。
みんながどんどん狂っていくので見ているこっちもつらいです。シーズン1でも言いましたが、見る前の印象と異なる作品でした。爽快さを求めていたこちらも狂ってしまいそうです。
家庭内の問題がどいつもこいつも影響していてそれが一番見ていて疲れます。暴力を正当化する父、でも、そんな父を見せて楽にさせようとした母、こういうキャラの母はこれまであまり見たことがなくて新鮮な場面でした。
親が子にしていることがひどすぎて、ひどすぎます。
ホームランダーの子であるライアン(CIAにいそうなこの名前ももしかして意味があります?)もその母親が育てている方法というのが狂気ですし、もう何がなんだかです。ライアンのことを思ってやっているけれど、どこぞの良家がやりそうな教育なのでヤバいです。その母親にもこの育て方が間違っているという自覚がありますし、狂ってる!
メイヴが着替えて私服だった場面がありました。セブンで私服を着たのはスターライトとメイヴだけなので、やはりそういうことなのでしょうか。
ヒューイが、スターライト母を助けた場面で「あの男本気? 手が濡れておどおど」と言われていて、おめえよぉ、助けてもらっておいてその言い草はなんだよってことです。そのあともヒューイはメイヴから「真っ二つにする」とか言われていて散々です。かわいそう。
ライアンがストームフロントを倒したとき母を巻き添えにしました。あの場面は、私は「ああああああ!!!」となりました。こんな展開ばっかりだよ! 救いはないのかよ!
ザ・ボーイズって民主主義や議会を信じていますよね。と思ったのも束の間でした。8話があと少しで終わりそうなときに、こいつがそうだったのかという展開です。本当に救いはないんですか。
胸糞悪い作品です。