やくもとうずしおをがっつりと

「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。

映画「さんかく窓の外側は夜」鑑賞感想

ポスター画像

2021年1月公開

監督:森ガキ侑大

原作:ヤマシタトモコ

脚本:相沢友子

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あらすじ:幽霊が見える三角はある日冷川に除霊の仕事を手伝うように頼まれ、引き受ける。刑事の半澤が持ち込む殺人事件を追ううち、強い呪いと対峙する。さらにそれらは冷川の過去にもつながっていく。

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 肉食べたくないですか。

 肉! 肉! 肉食べたいっすね!

 はい、というわけで、半澤というキャラがこの手のホラーにおける新しい存在だなあと感心しました。ちなみに原作未読です。半澤は心霊その他諸々をいっさい信じていません。その信じないという力が人一倍のようです。そのおかげで三角と冷川を救うこともあるという、これは新しいですね。その半澤が、ヒウラエリカを偶然見かけてその名前を呼ぶ場面がありましたけどそこへ至るまでに半澤が顔と名前を一致させる場面がなかったはずですので気になります。

 作中に、ヒウラエリカを車に乗せたりする若い男が出てきました。この人が幸福の科学の教祖に似ていたので噴いてしまいました。肌が白くて、唇と眉毛の主張が激しい顔です。これは狙っているのでしょうか。

 クライマックスはもちろん強大な呪いを解くことになります。呪いが強くて危機的な状況になったところに冷川の過去の場面が長々と挿入されました。そのことが物語をぐちゃぐちゃにしているみたいで、見づらいクライマックスになりました。だけど、冷川の過去と今回の呪いの事件が関係しているからしょうがないですね。

 あと、北川景子の無駄遣いです。数分の登場で、すぐ死にましたよね。そのあと幽霊にでもなって物語に関係してくるのかと思いきや顔写真がちょっと映っただけでした。

 呪いというものはですね、実際に事件として警察が捜査したことがありました。1954年の秋田県で女性とトラブルになった男性がいました。ある日、男性は胸の痛みにより倒れたのです。トラブル相手の女性が丑の刻参りをしたことで男性が呪われたというわけです。男性は警察に相談して、結果的に脅迫罪で有罪となりました。これは本当にあった事件です。女性が丑の刻参りをして男性を呪っていたという話が周囲の人々を通じて男性の耳に入ったことで男性は悩んで苦しんで倒れたといういきさつでして、裁判でこの経緯が証拠採用されて脅迫罪となったのでした。言霊ってやつですね。ちなみに、傷害罪にはならなかったんですね……。

 罪にならないから呪い殺してやるぞと考えている奴ら! 警察と司法を舐めんじゃねえぞ!