やくもとうずしおをがっつりと

「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。

映画「ミッドウェイ」鑑賞感想

ポスター画像

2020年9月日本公開

監督:ローランド・エメリッヒ

脚本:ウェス・トゥック

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あらすじ:1937年、米海軍のレイトンは日本海軍の山本と会ったが再会はなかった。その後、真珠湾攻撃によって打撃を受けた米海軍は劣勢が続くものの、日本海軍がミッドウェイ攻略を目標にしていると察知する。情報戦で勝利した米海軍はミッドウェイ海戦日本海軍主力に大打撃を与える。それらは操縦士のベストが奮戦したことや司令官のニミッツがレイトンの進言を信じたことに起因する。それらの姿を描く。

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 加賀が!

 蒼龍が!

 赤城が!

 飛龍が!

 次々と飛行甲板を破壊され、炎上する日本海軍の空母たちです。とても直視できないのでした。ミッドウェイに至るまで日本がアメリカを圧倒したように描いていますが、そんなふうに見えてもやっぱり日米にはあらゆる差がありました。そのせいで、劇中の米海軍関係者が苦しむ姿はふざけているようにしか思えません。どうせこいつらがこのあと圧倒的な力で日本をボコボコにするじゃないですか。日本が焦土になるじゃないですか。沖縄で何十万人が死んで、広島と長崎でも大勢死んで、その他数々の都市が焼かれて、鉄橋を走る客車が銃撃を受けて、民間人が死ぬじゃないですか。それがあるので、たかが真珠湾でちょっと軍人を殺されたからって、その仕返しにミッドウェイで日本海軍をボコボコにしたあとついでに日本をボコボコにするってのは、ちょっと倍返しというか億倍返しすぎやしませんかね。劇中のアメリカ人は真珠湾で亡くした友人のために戦っているのです。そのために日本は焦土と化したのでした。アメリカ人からすれば日本人の命なんてゴミだからしょうがないですけどね。

 日本にアメリカの10倍の資源と技術と人材と工業力があればアメリカのひとつやふたつペンペン草も生えないくらいボコボコにできたのに、残念です。

 そういえば、天皇のために戦う日本人と友人のために戦うアメリカ人の対比も劇中で垣間見えました。アメリカを敵に回した時点で日本の敗北は決まっています。

 日本が勝つ話としては青き波濤や紺碧の艦隊が面白いです。青き波濤なら現代の関東がまるごとあっちの世界へ飛ぶのでけっこう楽しくアメリカをボコします。