やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

とびしま海道

 芸予諸島といえばしまなみ海道

 それとは別に、下蒲刈島上蒲刈島、豊島、大崎下島平羅島、中ノ島、岡村島をつなぐとびしま海道というものがあります。広島県呉市の仁方から愛媛県今治市岡村島までをつなぐ橋の総称ですね。

 それらを渡りました。

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↑まずは本州と下蒲刈島を結ぶ安芸灘大橋です。遠くから見るとたいへん立派な大橋ですが、片側1車線、2車線でして、渡ってみても、けっこう立派です。ちなみにこの橋が渡る海峡は猫海峡と呼ぶそうです。

 橋長1175m、主塔高さは海面から130mでして県道としては国内最大のつり橋です。2000年1月に開通しました。今でも有料です。都道府県が管理する有料道路を無料化するのが世間のトレンドなので安芸灘大橋も無料になったのかなと思いました。

 この橋を渡る約1時間前、広島市街と熊野町を通る広島熊野道路を通りました。この道路も無料化されているのかなと思いきや普通車通行料200円でした。県管理でして、ETC不可、原付不可です。なので、広島では有料道路を無料にするトレンドが訪れていない模様です。

 そんなこんなで安芸灘大橋にやってきましたが、有料道路なのだということは国道から分岐するところで知りましたね。それで、その通行料に目ん玉飛び出ましたね。普通車730円ですね。まさか、そんなに高いとは。

 鳴門海峡大鳴門橋は普通車ETC690円なので、まあ、橋の規模で比較すればそんなものですね。あと、安芸灘大橋はもっと古いものだと思っていましたが2000年開通なのであれば無料化はありえませんね。

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 次に、下蒲刈島上蒲刈島を結ぶ蒲刈大橋です。橋長480mでして、1979年開通の農道です。安芸灘大橋のほうがはるかに新しいのですね。開通当時は農道としては国内最長の橋でした。

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 とびしま海道3番目、上蒲刈島と豊島を結ぶ豊島大橋です。2008年開通でしてとびしま海道の中で最新です。長さ903mです。

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 とびしま海道4番目、豊島と大崎下島を結ぶ豊浜大橋です。橋長543m、1992年開通です。

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 たいへんわかりにくいのですが、写真の左側の橋がとびしま海道5番目の平羅橋、写真右側の橋が6番目の「中の瀬戸大橋」です。

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 とびしま海道7番目、岡村大橋です。

 大崎下島平羅島を結ぶ平羅橋から岡村大橋までの3つについて、平羅島と中ノ島が無人の小さな島ですのでこの3つはすぐに通過できてしまいます。平羅橋98m、中の瀬戸大橋251m、岡村大橋228m、大崎下島平羅橋入口から岡村島入口まで1.5kmです。平羅橋岡村大橋は1995年開通ですが中の瀬戸大橋だけ1998年開通なのはなぜでしょうか。

 どの島もみかん栽培が盛んで、みかんを運ぶ専用船が大量にいたそうです。今では橋による輸送へ少しずつ移っているようです。

 あと、岡村島だけ愛媛県です。岡村島愛媛県の島々から離れていますがなぜか広島県ではありません。岡村島から先の大崎上島大三島への架橋については構想だけ存在します。陸路では岡村島が終点です。

 とびしま海道でした。