九州にやってきました。
九州銘菓といえばこのブラックモンブランですね。来るたびに必ず食べています。今回ははずれでした。
日豊線の延岡駅(宮崎県)と重岡駅(大分県)の区間は途中の駅として北延岡、日向長井、北川、市棚、宗太郎があります。この区間は普通列車の1日本数が、なんと! 重岡方面が2本、延岡方面が1本しかありません。たしかに人口はかなり希薄な地区です。それでも1.5往復しかないなんて。それならこの駅、いらんやん……
ちなみにこの区間の特急は1時間に1本あります。特急はいっぱい走っています。
18きっぷユーザの間では宗太郎越えと呼ばれている難所なんですね。
そんなところにやってきました。北川駅に誰でも駐車してもよさそうなところがあったのでそちらに停めさせていただきまして、列車を待ちました。
時刻表によるとこの区間の普通に「グリーン車」という表記がありまして、少し気になりましたがその時刻表を見たのもだいぶ昔のことなのでグリーンのことはすっかり忘れていました。
北川駅で重岡方面の電車を待っていると、あれ? なんか、おかしなのが来たぞと私はざわざわしました。てっきり赤い電車が来るものだと思っていましたからね。この頃は赤くないんですかね、黒かったりしますかね。
787系が来たので、特急が通過するのか、いや、でも時間的に間違いなく普通列車が来る時間だぞとざわざわしたらその787系が停車しましたね。これで時刻表のグリーン車表記を思い出しました。なるほど、787系をこの区間の普通列車に充てているのか、と。
4両編成でして、「1号車のみご乗車できます」という車内放送がありまして、1号車に乗りました。
↑重岡方面の普通電車787系の車内です。
おそらく、日本で最も豪華な普通列車でしょう。JR東日本の普通列車グリーン車やJR西日本の新快速Aシートよりもこちらのほうがはるかに快適だと思います。しかも、乗車券のみで乗車できるのですから。
ちなみに客ゼロです。
しばらくして車掌が来たので宗太郎までの切符を買いました。
↑駅の時刻表です。大分方面が2本だけ。延岡方面が1本だけ。
↑宗太郎駅。
↑北川駅では気づきませんでしたが、普通列車として特急用の車両が来るよという標ですね。乗車券のみで乗車できます。
↑宗太郎駅待合室。ベンチに雑記帳があります。秘境駅などによく設置されている雑記帳ですね。めくってみると、電車ではない方法で駅に来ている方の書き込みが散見されます。できれば電車で来てほしいですね。こちらの駅は外から自由に出入りできるとはいえ電車賃を払ってほしいものです。
↑同型787系で北川駅に戻ります。延岡方面の電車です。こちらも4両編成ですが乗車可能なのはたぶん先頭の1両のみです。私以外に乗客が2人いました。高校生らしき男1人と女性1人です。高校生は机の上に勉強道具を広げて熱心に勉強していました。通常の普通列車ではできないことですね。高校生が帰るときに乗る電車はどう考えても夜の1本だけですよね。女性1人のほうは通勤なのか、それとも旅なのかわかりません。
車掌が来たので切符を買おうとしたら声をかけられませんでした。その車掌が車両の後ろまで行って戻ってきたときに声をかけたら「え!? 切符がいるんですか」と言われました。定期券を持っている地元客もしくはJR九州の乗り放題切符などを持っている珍客だと思われたのでしょうか。
北川駅に着いたので下車したら、高校生が顔を向けてきて(え!? ここで降りるの?)という不思議そうな表情をしていました。不思議がられるのも無理はありませんね。
↑北川駅を降りて、電車を見送って、車に戻ろうとしたら階段の隅っこになんかおる!!! 声が出ました。「なんかおる!」と叫びました。何者ですか、これは。ウルトラ怪獣の鳥型の子供か何かでしょうか。目が真っ黄色だったのが気持ち悪くてその場をすぐに立ち去りました。