前回のカガワ日記は、
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トキオ国民が政権打倒に動きました。トキオはこれまでカガワによる飲食産業侵略の黒幕だったりしたわけです。それがバレたあとは周辺国から叩かれていましたね。それでトキオ国民は政府に不信を抱いていたので今回は良い機会となりまして、行動を起こしたということです。
トキオ新政権が樹立されました。すぐさまトキオはカガワ、カープランド、ニューラグーンの三国に宣戦布告、カンハッシュウ連合もトキオに呼応してニューラグーンへ侵攻、ニューラグーン政府はサドンガ島へ撤退しました。このときこっそり動いていたオホーツク連邦がニューラグーンに宣戦布告しサドンガ島を占領してしまいます。どうやらニューラグーンもツガール南北分断のようなことになりそうです。
トキオ政変によってまたしてもトキオとカガワの関係が明るみに出ました。カガワのオオデン議長はハニトラに引っかかってトキオから大量の武器を買わないといけなくなっていたのです。その後も兵器購入せざるをえず、ミサイルなど弾薬消費しなければならなくなってカガワはいちゃもんつけてトクシマに侵攻したわけです。カープランドとニューラグーンはそんなことに協力してしまったのですね。
でも、さらにその裏がありました。
トキオはずっとカガワの国土を欲しがっていたのです。それでどんな手を使ってでもカガワを我が物にしようとしていたわけですね。カガワの国土にどんな利用価値があるのかというと、その本土ではなく沖合のアズキ島を欲しがっていたようですね。アズキ島は位置的に大瀬戸洋の中央に近いのです。そのため大瀬戸洋を囲む各国から見ると船や飛行機でちょうど行きやすい位置ということになります。それに目をつけたトキオの企業連合体はアズキ島を観光開発して金のなる木にしたいわけです。島全体にIRを建設して世界最大のリゾートにしようとしているのです。
ところがカガワにとってアズキ島は世界三大渓谷のひとつがあったり、エンジェルロードと呼ばれる潮の満ち引きで現れたり消えたりする道があったり、世界で唯一オリーブを産出したり、とにかく世界的に貴重な島なのでトキオのものにしたくありません。なので、トキオはあの手この手でカガワの弱みをつかんでアズキ島を担保にして奪い取ってしまおうとしているわけです。トキオにしてみればアズキ島の希少価値は金にならないのでどうでもいいのです。
カガワは勝てない戦いに突入してしまいました。大量の兵器を買わされて、借金を抱えたのです。
ところがトキオは政変によってその悪巧みを続行できなくなりました。
さて、うちらはまだ国を占領されたままです。
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この記事はフィクションなんじょ。