やくもとうずしおをがっつりと

「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。

映画「1917 命をかけた伝令」鑑賞感想

ポスター画像

2020年2月公開

監督:サム・メンデス

脚本:サム・メンデス、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ

撮影:ロジャー・ディーキンス

音楽:トーマス・ニューマン

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あらすじ:1917年4月、フランスの西部戦線に連合国軍の若い兵士2人がいた。将軍は彼らに伝令係を命じた。最前線で逃げる独軍を追う第2部隊へ赴き将軍の伝令を渡すため、2人は戦場を駆け抜ける。

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 パラサイトより1917のほうが面白くないですか。パラサイトは小説でも伝えられそうな内容ですけど、1917は映画ならではの作りになっていませんか。さらにはドラマにも不可能な映像表現だと思います。2時間映画だからこそ1917ができたと思います。これこそ映画にできるエンタメじゃないでしょうか。

 全編ワンカット撮影とはなっていますが、ワンカットに見えるように作ったものです。途中で明らかに編集が入った場面がありますし。そうなると、どうやってワンカットに見えるように仕上げたのかなあと不思議な作品です。すばらしい映像表現です。

 お話は、最初は何が起きているのか、何をしなければならないのかよくわからない部分があります。それが少しずつ明らかになります。その流れが王道でありながら、どんでん返しもあります。なんというか、アクション映画にある主人公フィールドもありますし、そういったところも楽しめます。

 出発地点から目的地までの道のりがどのようになっているのかこちらにわからないのが本作の難点です。ただ、それ以外はどれもこれもいいじゃないですか。スコフィールドが一度はくじけるけれど再び立ち上がる、まるで別人になった姿なんて涙を禁じ得ません。最後も号泣です。別人になるというのも戦争という異常事態がそうさせたものですし、決して賞賛してはならないものです。それと、スコフィールドが破傷風を患わないことを切に願います。

 それにしてもフランスは毎度たいへんですね。