2019年6月公開
監督:江口カン
脚本:渡辺雄介
原作:南勝久
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あらすじ:凄腕の殺し屋ファブルはボスから1年間の休養を命じられた。その間決して人を殺してはいけない。大阪に用意された住まいで一般人としての生活を始めるが、トラブルに巻き込まれる。果たして人を殺さずにトラブルを処理することはできるのか。
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7562とはどういう意味の数字でしょうか。彼らの乗っていた車のナンバーです。「大阪 351 お 7562」です。大阪市内が舞台だと思っていたのですが、ナンバーが大阪ということは逆に大阪市の外だということになります。大阪市のナンバーは「なにわ」ですから。さて、7562とはどういう意味でしょう。351ということは希望ナンバーですし、7562をナンバーとしている車が相当数存在していることになります。
劇中で岡田准一が壁をよじ登る場面がありました。劇場内でどよめきが起きました。あれはすごいですよ。ぜひご覧ください。ファブルを演じているのは岡田准一ではなくひらパー兄さんです。それだけではなくて、柳楽優弥や福士蒼汰や向井理の演技もええ感じです。
この6月は親が子を殺す事件がありました。それに近い内容もありまして、けっこう考えさせられます。親が子に対して負っている責任というものでしょうか。子の罪を親が責任を取る、そんな作品です。
柳楽優弥が演じる小島はイカれているけど腕のある殺し屋みたいな感じだったのですが、実はそうじゃなかったのです。それ以外にも、清水と海老原が何かしらの関係があると言いつつあまり関係なさそうですし、脚本のおかしなところはいくつかあるのですが、それでもこの作品は面白いのでおすすめです。