やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「未来のミライ」鑑賞感想


2018年7月公開
監督、脚本、原作:細田守
音楽:高木正勝
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あらすじ:4歳のくんちゃんに妹の未来ちゃんが生まれた。両親の愛情が未来ちゃんに注がれるようになってくんちゃんは戸惑う。
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 こんな映画を最近見たことあるぞ!
 ボスベイビーがそうでした。ある日突然赤ちゃんが生まれて親の愛情が赤ちゃんに集中するというストーリーは同じですね。しかも赤ちゃんを育てるために疲れ果てる両親の様子も同じです。
 私は末っ子だし、親のたいへんさも知りませんので、この手の映画はなんとも言えず困惑しているというのが正直なところです。
 さて、くんちゃんが犬の姿になる場面がありますね。おおかみこどもの雨と雪ぽいですね。また、ひいじいちゃんのところへ迷い込んだときエンジンの強烈な風に吹かれるあたりは紅の豚ぽいです。だけど、作中の飯を食べる場面がいくつかあります。みんなで寿司、固まった寿司、母娘のケーキ、パンケーキ、くじらの菓子など。基本的にまずそうです。固まった寿司は状況的にまずくなければいけませんが、それ以外はおいしそうであってほしいです。なのに、あまりうまそうに見えません。母娘のケーキなんてなぜそんなくそまずそうなデザインにしたのでしょう。
 細田守監督は子供に容赦ない感じですね。厳しい環境でビシバシ鍛えられて子供は育っていくんだ!という感じですかね。くんちゃんは両親の愛情が注がれることもなくなり、未来のくんちゃんがややひねくれたように見えますが、心配です。4歳のくんちゃんにもっと愛情を注いであげてほしいです、お願いします。それと、未来のくんちゃんは鉄道好きですかね、その点も気になります。ずっと鉄道好きでいてほしいです。未来の東京駅がかっこいいですね。ところで、くんちゃんの持っているプラレールですがどれもこれも関東圏のJR車両ばかりです。九州のつばめがいましたけど、くんちゃんは私鉄が好きくないの?
 あとですね、くんちゃんが自転車の練習をしていたとき近づいてきた少年たちなんですが、声とキャラが合ってないでしょ。くんちゃんも違和感があります。
 くんちゃんの住んでいる場所は京急杉田と京急富岡のほぼ中間から西寄りの住宅街です。グーグルマップで確認しました。上下線が分離した道路トンネルがありますが国道16号の杉田梅林トンネルですね。つーか、京急がすぐそばを通っているのに京急プラレールを持っていないなんて、くんちゃん、頼むぜ、ホントに。とはいえ、私も地元のJRのプラレールは持っていませんでしたし、そんなもんですかね。ただ、トミカで特に売れている商品は、子供が普段目にする佐川急便などだそうです。パトカーなどではありません。意外です。よく見かけるものを欲しがる傾向にあるということです。にもかかわらずくんちゃんが京急を持っていないのです。なぜでしょう。
 赤ちゃんの名前が「未来」になりましたね。現在建設中の中央新幹線は列車の愛称が「みらい」になるのではないかと思われます。それの先取りですね。そういえば作中にたくさんのつばめが手できたし、くんちゃんが赤ちゃんの名前に「つばめ」も推していたので、基本的に本作は旧国鉄を中心とした鉄道推しです!
 ありがとうございました。