やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「犬ヶ島」吹替鑑賞感想


2018年6月日本公開
監督、脚本:ウェス・アンダーソン
原案:ウェス・アンダーソンロマン・コッポラジェイソン・シュワルツマン、野村訓市
音楽:アレクサンドル・デスプラ
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あらすじ:日本のウニ県メガ崎市では犬の伝染病が流行していた。それが人間に感染する可能性が出てきた。そのため小林市長は犬をすべて沖合のゴミ島へ移送させた。半年後、少年が飛行機を操縦して島にやってきた。大切な犬を探すためだった。
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 日本描写なんですよ、あちらさんが作る日本描写です。本作の日本描写はあくまでわざとです。しかし、それが私にとって激しいノイズでした。少年が履いているのは下駄、多くの人が着物を着て生活している、でもメガ崎市は未来的です。ファンタジーの世界観がそこにはありましたが、それが受け入れられません。ただし、劇中のメガ崎市という文字のメガが漢字に見えて、なんか実在しそうでした。
 私が見たのは吹替です。犬は声優ですが、人間は素人ぽいですね。その点も、少年やそれ以外の人間が話していることが聞き取りづらいです。留学生はなぜかプロの声優ですね。市長と少年だけがプロの声優ではないということですかね。
 解決に至る道筋は良いと思います。派手な暴力などではないやり方なのが良いです。ゴミ島はなかなかショックな場所です。ゴミ島が、外国が日本に抱いているイメージということなのでしょうか。津波地震の被害を受けた島……原発もありましたね、島に。あれはまさに日本です。
 あくまで絵を楽しむ作品なのでしょうか。ウェス・アンダーソン監督作品ですし。宇多丸さんのおっしゃるとおりおしゃれでかわいいということでしょうか。
 最後に、犬にチリビーンズを食べさせてはいけません。