2018年3月日米公開
監督:フランシス・ローレンス
脚本:ジャスティン・ヘイス
原作:ジェイソン・マシューズ
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あらすじ:事故でバレリーナを諦めたドミニカ・エゴロワは母の病気のためやむを得ずロシアの諜報部員となった。それは諜報機関幹部である伯父の働きかけでもあった。米国に情報を流している者を調べるため彼女は過酷な世界に飛び込む。
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どうせアトミックブロンドの二番煎じでしょと思いきや、本作はまた違うものでした。
フランシスローレンス監督とジェニファーローレンスはハンガーゲームコンビなのですね、なるほど。
こちらは「女スパイといえばハニートラップでしょ」というイメージ優先ですね。ひたすらエロ、そしてグロです。グロについては作中で女性の死体が見つかります。その死体の足などに長方形の赤い何かがありまして、それがいったい何だったのかわかりました。グロいです。
また、ドミニカたちはどんな手を使ってでもターゲットから情報をひねり出すのでした。さて、幼さの見えるドミニカでした。そんな彼女に対して周りの男たちはやや舐めた態度です。情報ほしさにドミニカは簡単に股を開くだろう……と。ところがドミニカは強いのです。精神的に強いのです。
また、スパイ合戦ではなく、最後まで見てみるとすべてはドミニカの復讐劇なのでした。その復讐も、あれとあれとあれがこれとこれとこれ、最後の最後にあった種明かしに少し感心です。
それにしても一方的にロシアが悪者にされていますが大丈夫ですかね。ロシアが怒りませんか。
あと、メアリー=ルイーズ・パーカーは何をやってもメアリー=ルイーズ・パーカーです。