やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「クボ 二本の弦の秘密」(字幕)鑑賞感想


初公開:2016年7月
監督:トラヴィス・ナイト
脚本:マーク・ヘイムズ、クリス・バトラー
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あらすじ:封建時代の日本、少年のクボは衰弱した母を介護しながら生活していた。彼は魔法の三味線を使って紙人形の劇を見せて村を楽しませていた。日が暮れたら外に出てはならないという母の言いつけを守ることができず、クボは闇の姉妹に襲われてしまう。クボを助けた母は死んでしまった。目を覚ましたクボの傍にはサルがいた。それ以来、クボを狙う月の帝を討つため母の言い残した「刀、鎧、兜」を探す旅に出た。
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 号泣でございます。
 映像がすばらしすぎます。海なんてどうやって撮影したのでしょうか。波の表現がCGとしか思えません。がしゃどくろの場面だけはエンドロールのときメイキングが流れますが、そのメイキングすら想像を絶する手間の掛けっぷりです。
 何を言ってもネタバレになりそうなのでもはやこれ以上は何も言えません。とにかくすばらしい作品です。息つく暇もない物語、父と母と残された息子の家族の物語です。
 日本では2017年公開なのですが、こちらではようやく今日1月20日からの公開となりましたので、2018年に鑑賞した作品として、2018年ランキングでもダントツ首位とさせていただきます。
 クボを見ながら「梵天丸には見えませぬ」というセリフが浮かんだのはここだけの話です。