2018年10月日本公開
監督:アニーシュ・チャガンティ
脚本:アニーシュ・チャガンティ、セブ・オハニアン
音楽:トリン・バロウデイル
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あらすじ:娘が行方不明になった。父は捜査官の協力を得ながら娘のSNSを手掛かりにして行方を捜した。
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人種、ネット、薬物等の問題をぶちこんだ作品でございますね。
アジア系が差別の対象になっていることを暗示させるような内容だと思います。
最大の問題は、親子関係が希薄になっていることなのでしょう。SNSでしかやりとりしない親子です。会話がないのです。SNSでのやりとりは会話ではないということです。
その会話がない今作の親子ですが、結局最後も会話がないままじゃないですか。何も解決していない作品だと思います。行方不明になった原因や親子とその周囲の真実など事実というか現実が明るみに出ただけです。その現実をどうすれば解決できるのか、本当にどうすればいいんでしょうね。
今の世の中ってこんな感じだよね、という作品でした。